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環境ニュース[海外]

フランス、絶滅のおそれのある野生生物の保護のため行動計画を追加・更新

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2022.10.27 【情報源】フランス/2022.10.11 発表

 フランス政府は、絶滅のおそれのある野生動植物について保護のための国の行動計画(PNA)を策定している。このほど5つのPNAを追加、1つを更新した。追加したPNAの1つはセーヌ川流域の石灰質草原などに生息する固有植物3種とその生息地を対象とするもので、フランス本土の維管束植物レッドリストで深刻な危機にあると評価された2種が含まれている。このほかフランス南西部のランド県・ジロンド県の海岸沼沢地やインド洋西部のレユニオン島の植物種のPNAが追加された。また、個体数が減少しIUCNレッドリスト危急種に分類されている渡り鳥のハシボソヨシキリのPNAが2022〜2031年版に更新された。PNAは脆弱な動植物種の保護・回復を目的に、知見の整理やモニタリングの計画、関係者間の調整、生物多様性保全を各種公共政策に組み込む等の施策をまとめた中長期戦略(5〜10年)で、これまでに200を超える種を対象に約70のPNAが実施されてきた。現在、全国で65以上のPNAが進行中である。
【フランス環境省】

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