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環境ニュース[国内]

パナソニック、生ごみ処理機を活用したごみ減量化および再資源化に向けた実証実験を開始

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2022.10.18 【情報源】企業/2022.09.20 発表

 パナソニック株式会社は、島根県隠岐の島町および隠岐の島町婦人会と、生ごみ処理機を用いて家庭から排出される生ごみの減量化を図る共同実証実験を、隠岐の島町にて実施する。

 昨今、日本においては老朽化などによりごみ焼却施設が減少傾向にあり、回収したごみを近隣自治体のごみ焼却施設まで長距離運搬する地方自治体も少なくない。そのため、ごみの総排出量は微減傾向にあるものの、ごみ処理事業費は増加し、各自治体の大きな負担になっている。さらに、高齢化が進む中、ごみ搬出が困難になる場合も多く、ごみの減量化やリサイクルは、地方自治体において、とりわけ大きな課題となっている。

 隠岐の島町は、平成31年4月に「第二次隠岐の島町一般廃棄物(ごみ)処理基本計画」を策定し、計画最終年度(令和11年度)に、1人が1日あたりに出すごみ量(ごみ原単位)を2%、事業系ごみ排出量を2%削減する目標を掲げている。さらに、「ごみ減量化アクションプラン」を定め、ごみ減量化のためのビジョンを明確化して取り組んでいるが、基準年度である平成29年度からごみ原単位は増加傾向にある。

 本実証実験は、アクションプランに則った具体施策の1つとして実施するもので、一世帯あたり1台の生ごみ処理機を貸与し、被験者が計測・記録した生ごみなどの量をもとに、生ごみ減量化の効果を検証する。

 隠岐の島町と婦人会、パナソニックは共同実証実験を通じて、生ごみ減量化およびごみ処理費用の負担軽減を目指すとともに町民一人ひとりのごみに対する意識改革を図り、ごみをなるべく排出しないライフスタイルなど循環型社会の構築に向けた検討を進めていく、としている。
【パナソニック株式会社】

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