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環境ニュース[海外]

世界気象機関、国際オゾン層保護デーにモントリオール議定書の成果を再確認

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.10.04 【情報源】研究機関/2022.09.16 発表

 世界気象機関(WMO)は、9月16日の国際オゾン層保護デーにあたり、35年前に採択された「オゾン層破壊物質に関するモントリオール議定書」が果たした役割をあらためて確認し、今後の取組についても報告した。1987年9月16日採択の同議定書に基づいて、クロロフルオロカーボン類(CFCs)などオゾン層破壊物質の99%超の段階的禁止が進み、オゾン層の回復が見込まれるようになったことから、同議定書は科学に基づく国際協力が地球規模の課題を解決することを示したと評価されている。オゾン層の保護により有害な紫外線から人間の健康や生態系が守られただけでなく、植物が保護されて炭素を吸収し、気温上昇も鈍らせた。
 今後は2019年発効のキガリ改正に従い、強力な温室効果ガスであるハイドロフルオロカーボン類(HFCs)の禁止に世界が取り組めば、今世紀末までに最大0.4℃の温暖化を防ぐ可能性があり、また改正が推進する持続可能な冷却技術の採用は、食料ロスの防止など気候以外の利益にもつながりうるという。
世界気象機関

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