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環境ニュース[国内]

竹中工務店、暑熱対策屋外分電盤「COOL分電盤」の商品化と初採用の決定、ゼロエネルギーで冷却できる放射冷却素材「SPACECOOL」で省エネルギーに貢献

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2022.09.14 【情報源】企業/2022.08.04 発表

 株式会社竹中工務店およびセイリツ工業株式会社、SPACECOOL株式会社、大阪ガス株式会社の4社は、このほど、ゼロエネルギーで冷却できる放射冷却素材「SPACECOOL」を盤表面に貼り付けることで盤内の温度上昇の抑制を実現する暑熱対策屋外分電盤「COOL分電盤」の商品化を決定した。また、第1号案件として、竹中工務店が施工中の新築物件に採用することが決定した。今後、省エネルギーや暑熱への対策として、その導入拡大を進める。
 放射冷却素材「SPACECOOL」は大阪ガスが開発した素材で、太陽光を反射するとともに放射冷却技術の原理により宇宙に熱を逃がすことで、直射日光下においてもエネルギーを用いずに外気温よりも温度低下する素材。COOL分電盤は、フィルム状の同素材を分電盤の表面に貼り付けた暑熱対策屋外分電盤で、これにより、盤内の温度上昇の抑制が実現し、電子機器の寿命延長や冷却用空調機の使用電力削減による省エネ効果などが期待される。

 4社は2021年8月から、COOL分電盤の効果を検証する実証実験を実施しており、SPACECOOLを盤表面に張り付けることで、盤内温度が最大約10度下がることを確認した。
 4社はこのたび、COOL分電盤の商品化を決定し、業務用・産業用分野の幅広い消費者向けの屋外分電盤として、セイリツ工業がその製造・販売を行う。また、竹中工務店は、同社が手掛ける施設へのCOOL分電盤の導入拡大を目指すほか、省エネや電力のピークカットなどを目的とし、SPACECOOL社と共同で、SPACECOOLを分電盤以外の用途に展開することも検討する。
【株式会社竹中工務店】

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