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環境ニュース[国内]

帝人、トレーサビリティに対応した漁網由来の再生ポリエステル樹脂製の配膳用トレーの開発と展開

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2022.08.15 【情報源】企業/2022.06.30 発表

 帝人株式会社、チムニー株式会社、株式会社JEMSの3社は、トレーサビリティに対応した漁網由来の再生ポリエステル樹脂製の配膳用トレーを共同で開発した。この配膳用トレーは、2022年7月4日よりチムニーが運営する「豊洲市場さかな酒場魚星 中野北口店」の定食メニュー提供時のトレーとして採用予定となっている。

 帝人が製網メーカーなどと、漁業協同組合から不要となったポリエステル製の巻き網を回収して再生樹脂にマテリアルリサイクルし、その樹脂を配膳用トレーの材料に使用している。トレーを構成する樹脂の10%以上に再生樹脂を使用していることから、エコマーク認定の「海洋プラスチックごみ、漁業系プラスチック廃棄物再生利用した製品」を取得している。漁業系プラスチック廃棄物再生利用した製品としては初めてのこととなる。

 今後の展開
 (1)帝人は、2030 年までに年間 1,000 トンのポリエステル製漁網をリサイクルすることを目標に掲げ、海洋汚染の軽減につなげていく。
 (2)チムニーは、このたび開発した配膳用トレーを、チムニーが運営する複数の店舗で順次採用を拡大していく予定。
 (3)さらに、帝人、チムニー、JEMSの3社は、SDGsの目標達成に向けて、引き続き、漁網由来の再生ポリエステル樹脂を活用した製品の開発を進めていく。
【帝人株式会社】

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