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環境ニュース[国内]

日立製作所、日立、旭食品と協創、需要予測型自動発注で業務効率化と食品ロス削減

ごみ・リサイクル フードロス】 【掲載日】2022.07.27 【情報源】企業/2022.06.08 発表

 株式会社日立製作所は、加工食品や冷凍食品などの卸売業を行う旭食品株式会社との協創を通じて、国内35カ所の物流倉庫における発注業務に対して、2021年9月から、独自アルゴリズムにより需要を予測するとともに適正在庫量を勘案して発注推奨値を算出・提示するシステムの稼働を開始している。旭食品ではこのたび、本システム導入後の効果として、従来、複数の熟練担当者が1人・1日あたり約4時間を要していた発注内容を判断するための調査やチェックなどの業務を約30分に削減できたこと、および欠品を約4割、返品を最大約3割低減できたという高い精度を確認した。同システムは、総合スーパーや大手小売店に導入実績のある日立の「Hitachi Digital Solution for Retail/需要予測型自動発注サービス」を活用したもの。
 旭食品と日立は、旭食品の業務効率化や働き方改革、食品ロスの削減を推進するとともに、さらなるデータを活用した持続的な成長をめざす。
需要予測と在庫管理を連係させてデータを統合することにより、需要・在庫状況に即し、欠品・返品によるロスを抑え利益最大化となる発注量を自動計算することが可能。
 各拠点でアイテムごとの発注推奨値がシステムから勧告されるため、人が行う作業は発注量の確認と決定のみ。
 これまで各個人が外部Webサイトから手作業でダウンロードしていた得意先公開の受注速報値や気象データ(天候・気温)などのデータ収集作業は、Webクローリング技術により自動化。
サブスクリプション型で拠点数に基づいた料金で利用可能。
 なお、同システムと日立の統合物流管理システム「HITLUSTER(ヒットラスター)」を連係されることにより、在庫の一元管理を可能にし、これまで担当者が複数のシステムやツールを使って行っていたデータ収集・作成・入力といった事務作業を排除するなど、在庫管理業務そのものの自動化も実現する。
【株式会社日立製作所】

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