一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

大成建設株式会社、木材を利用した遮音間仕切壁「T-WOOD(R) Silent Wall」を開発、CO2削減に向けた建築物への木材利用の促進

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2022.07.13 【情報源】企業/2022.05.17 発表

 大成建設株式会社は、CLT(直交集成板)などの木質系材料と石こうボードを組み合わせて、高い遮音性能と意匠性を兼ね備えた間仕切壁「T-WOOD Silent Wall」を開発した。本技術の適用により、遮音性能に優れた木質仕上げの建築空間を構築し、木材の利活用促進による脱炭素社会の実現に貢献することが可能となる。

 共同住宅やホテル客室では居住者や利用者の快適性を確保するため、間仕切壁に高い遮音性能が求められるが、近年では建築用途の複合化によってオフィスや商業施設等においても同等の遮音性能の要求が高まっている。また、2021年には「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行され、CO2削減に向けた建築物への木材利用の促進が求められており、特に大判パネルで製造されるCLTにおいては、木材使用量を増大させる材料として着目されている。しかし、一般的に木材は軽量で密度が小さいため遮音には不向きな材料であることが知られており、これまでCLT単体では間仕切壁として積極的に採用されていなかった。

 そこで同社は、木質仕上げの空間構築が可能なCLTなどの木質系材料と、従来から遮音間仕切壁で用いられてきた石こうボードを組み合わせることにより、遮音性と意匠性に優れ、木材使用量の増大にも寄与する遮音間仕切壁「T-WOOD Silent Wall」を開発した。また、今回開発した技術の遮音性能は、第三者機関(一般財団法人 日本建築総合試験所)において空気音遮断性能試験を実施し、その有効性を確認した。
【大成建設株式会社】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース