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環境ニュース[国内]

日立、デンマークの国営送電事業者エナジーネットからSF6フリーの「EconiQ(TM)」ガス絶縁送電線路と420kVガス絶縁開閉装置を受注

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2022.06.15 【情報源】企業/2022.04.12 発表

 日立エナジーは、デンマークの国営送電事業者であるエナジーネットから、同国ユトランド半島にあるリブシング変電所の拡張プロジェクト向けに、SF6(六フッ化硫黄)ガスフリーのEconiQ(TM)ガス絶縁送電線路(GIL)と、420kVのガス絶縁開閉装置3ベイを受注した。EconiQ GILは、温室効果の高いSF6ガスに代わり、フルオロニトリル(C4FN)、二酸化炭素(CO2)、酸素(O2)の絶縁ガス混合物を使用するGILで、今回のプロジェクトにおいては、2,000kgのSF6ガスが不要になる。これにより、乗用車約5,000台のCO2年間排出量削減と同等の効果が得られる。また、ガス絶縁開閉装置は、設置面積がコンパクトかつ信頼性の高いモデルとなる。

 エナジーネットは、デンマークが掲げる2050年までのカーボンニュートラル達成という目標に向けて、送電網の拡張・改良に継続的に取り組んでいる。今回、同社は、その取り組みの一環として、英国・ナショナルグリッドと共同で進めている、デンマークと英国を結ぶ765kmの高圧直流送電(HVDC)「バイキング・リンク」の接続ポイントとなるリブシング変電所の拡張を計画している。日立エナジーは、2013年に同変電所にガス絶縁開閉装置を納入して以来、エナジーネットとの協力関係を築いており、今回の変電所拡張プロジェクトへのEconiQの提供により、関係をさらに強固なものにする。
【株式会社日立製作所】

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