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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、PFASに関する初の報告を含む2020年の有害化学物質排出目録分析報告書を発表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2022.03.22 【情報源】アメリカ/2022.03.03 発表

 アメリカ環境保護庁EPA)は、「2020年有害化学物質排出目録(TRI)分析報告書」を発表した。TRI登載の有害化学物質に対し2020年に実施された管理・処理・削減対策について全米2万ヶ所以上の事業所からの報告をまとめ分析した。今回初めて172種類のPFASについて報告された。2020年に363tのPFASが処理され、4tが環境中に排出された。この数値に関し、EPAは報告と捕捉の漏れが大きいとみて対策に乗り出す。PFAS廃棄物の潜在的な発生者と受託者のリストを作成し捕捉に努めるほか、僅少な数値を免除するデミニミス規定の廃止を提案する。
  全体では、2020年の環境中への排出は前年より10%減少した。有害化学物質廃棄物の89%以上が、リサイクリング、エネルギー回収、処分などで処理され、環境中への排出が回避された。発生源削減対策は、新たに3000件が着手された。今回、事業所の位置と不利益を受ける地域を重ねて示すマップツール、有害化学物質廃棄物の国際移動に関する情報などが盛り込まれた。
【アメリカ環境保護庁

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