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環境ニュース[海外]

国連環境計画、世界の家庭・小売・外食における食品廃棄物の推計値を公表

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2021.03.24 【情報源】国連/2021.03.04 発表

 国連環境計画UNEP)とイギリスに拠点を置く環境NGOのWRAPは、2019年に家庭・小売・外食の3部門で廃棄された食品は9億3100万トンと推計され、消費段階で入手可能な食品の17%にあたるとする報告書を公表した。これまで食品廃棄物は先進国だけの問題と考えられてきたが、報告書の調査によれば、所得水準と関係なく世界中で大量の食品が廃棄されている。2030年までに食品廃棄物の半減と食品ロスの削減をめざす持続可能な開発目標(SDGs)12.3の指標のひとつが食料廃棄指数であり、報告書はこの指標を用いて食品廃棄物の現状を推計した。食品の廃棄は、温室効果ガス排出による気候変動、食料生産のための土地転換による自然破壊、飢餓など広範な問題と深く関連している。UNEPは食品廃棄物計測の能力構築のための地域の作業部会を発足させるなど、各国の取組を支援していくという。
国連環境計画

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