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環境ニュース[国内]

全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定及び生息分布調査の結果発表(令和2年度)

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2021.03.03 【情報源】環境省/2021.03.02 発表

 環境省は、ニホンジカ及びイノシシの全国的な生息状況の動向を把握するため、統計手法を用いた個体数の推定等を平成25年度より実施している。
 また、両種を対象とした生息分布調査を実施し、今回、これらの結果をとりまとめ、公表した。

 個体数の推定は、ハーベストベースドモデルを基本とした階層ベイズモデルと呼ばれる統計手法を用い、本州以南のニホンジカの個体数は、中央値で約189万頭(90%信用区間:約142万〜260万頭)、イノシシの個体数は、中央値で約80万頭(90%信用区間約58万〜111万頭)と推定された。
 平成26年度をピークに、ニホンジカ、イノシシともに、減少傾向が継続している。
 
 生息分布調査の結果は、昭和53年度から平成30年度までの40年間で、ニホンジカの分布域は約2.7倍に拡大、イノシシの分布域は約1.9倍に拡大していることが示され、全国的にニホンジカ及びイノシシの分布域が拡大していることが分かる。
 また、平成26年度に公表した前回調査との比較では、ニホンジカ及びイノシシの分布域はそれぞれ約1.1倍に拡大していることが示された。
 特に、ニホンジカについては、東北、北陸、中国の各地方で、イノシシについては、東北、関東、北陸の各地方で分布の拡大が見られた。

【環境省】

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