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環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省、ニューブランズウィック州の国立野生生物保護区を拡張へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2021.01.28 【情報源】カナダ/2021.01.13 発表

 カナダ環境・気候変動省によると、ウィルキンソン環境・気候変動大臣は、同国東部に位置するニューブランズウィック州のポートベロー・クリーク国立野生生物保護区(NWA)について、土地購入により新たに268ヘクタールを追加すると発表した。同保護区の拡張後の面積は約3200ヘクタールになるという。同大臣は、「2025年までに国土の25%及び領海の25%を保護するとの国家目標に向けて歩みを進めている」と語った。同国は、2018年度予算において自然遺産を守る取組に対して13億ドルを計上しており、今回の措置に係る費用はこの予算から拠出されるという。1995年に設けられた同保護区には木立が並ぶ氾濫原や湿地が広がり、水鳥等にとっての重要な生息地になっている。同省は、拡張によって生態系の連結性を高めこの湿地生息地を一層保護するとし、クロボシアメリカムシクイやアメリカヨタカ、モリタイランチョウなどの絶滅が危惧されている種を守ることにもつながると説明する。なお、現在カナダには55の国立野生生物保護区がある。
【カナダ環境・気候変動省】

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