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オランダ環境評価庁、「気候・エネルギー見通し2020」で排出削減目標の達成は不確実と報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.11.18 【情報源】オランダ/2020.10.30 発表

 オランダ環境評価庁(PBL)は、年次報告書「気候・エネルギー見通し(KEV)」2020年版を公表した。同国気候法は、2030年までに温室効果ガス(GHG)排出を1990年比49%削減という目標を掲げており、KEVはこれに基づき、同年までの排出の推移を予測している。
 PBLは今回、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響も加味し、2020年前半の実測値と2つの排出シナリオを用いた2020年後半の予測値とを統合した。これによると、環境NGO「アージェンダ」が求める、2020年にGHG排出1990年比25%削減という目標を達成するには、排出量を1億6600万トン(CO2換算)以下に抑える必要があるが、高排出シナリオでは1億7400万トン、低排出シナリオでは1億6400万トンとなり、目標達成は不確実である。
 また、2030年のGHG排出は1990年比34%減となる見通しで、気候法の目標を15ポイント下回る。目標達成には今後10年間の年間排出削減量を2010〜2019年の倍(600万トン)に引き上げる必要があるという。
 同報告ではそのほか、5部門(産業、建築、電力、運輸、農業・土地利用)のうち2030年までに最も排出削減が進むのは電力部門とみられること等が指摘された。
【オランダ環境評価庁】

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