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環境ニュース[海外]

国連食糧農業機関、世界の森林面積の減少ペースは落ちたが減少は続くと発表

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2020.08.07 【情報源】国連/2020.07.21 発表

 国連食糧農業機関FAO)は、「世界森林資源評価2020」(FRA2020)を発表した。FRAは、1990年以降5年ごとに世界の森林の現況と管理・利用状況を報告する。1990年以降、世界の森林面積は減少を続け、2020年までに1億7800万ヘクタールの純減をみた。2020年までの伐採面積は4億2000万ヘクタールであったが、年当たりの伐採面積は減少を続けている。1990〜2000年には年当たり1600万ヘクタールが伐採されたが、2015〜2020年には1000万ヘクタールとなった。2010〜2020年に森林面積の年当たり純減が最大だったのはアフリカで390万ヘクタール、ついで南米の260万ヘクタールであった。同期間の純減少面積上位10ヶ国は、ブラジル、コンゴ民主共和国、インドネシア、アンゴラ、タンザニア連合共和国、パラグアイ、ミャンマー、カンボジア、ボリビア多民族国、モザンビークであった。2020年の世界の森林総面積は40億6000万ヘクタール、うち森林保護地域と管理計画のある森林はともに増加している。減少ペースは落ちたが、まだ持続可能な森林管理に関するSDGsの達成は危うく取組の強化が必要とされる。
 FRA2020では、対話方式によるオンライン版も公開された。国・地域別に面積、管理形態、政策等多数の指標でデータを検索でき、情報共有・交換のためのソーシャルメディアへのリンクもある。
国連食糧農業機関

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