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環境ニュース[海外]

イギリス自然環境研究会議、北極圏の海洋環境研究基地からライブの教育ウェブキャストを放映

環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2018.05.23 【情報源】イギリス/2018.05.08 発表

 イギリス自然環境研究会議(NERC)は、2018年5月4〜10日、北極圏のスヴァールバル諸島からライブのウェブキャストを配信し、世界260校以上の7〜16歳の生徒と交流する。これは、XLカトリン、デジタル・エクスプローラ、エクセター大学、プリマス海洋研究所(PML)等との合同教育プログラムで、調査映像や科学者との質疑応答を通じ、マイクロプラスチックや海洋酸性化、海洋生物への影響に関する研究の最前線を子供たちに紹介し、環境保全の啓発を図ることが目的である。
 世界で最も急速に変化している北極圏は、科学研究の重要地域である。世界の海洋に浮遊するプラスチックは海洋環境に対する潜在的脅威となっており、その量と発生源の調査が重要である。最近の研究で、北極圏の海氷のマイクロプラスチック濃度が過去最高になったことが判明。プラスチック粒子が海洋循環で運ばれ蓄積している可能性があるという。もう一つの脅威は海洋のCO2吸収増加による酸性化で、海洋の化学的変化は現在、過去3億年で最も急速に進んでいる。酸性化で二枚貝等の生物は殻を作るのが難しくなり、長期的には個体群の存続や食物網における役割が危険に曝されているという。【イギリス自然環境研究会議】

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