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環境ニュース[海外]

オランダ国立公衆衛生環境研究所、新法下での地下水質評価を提案

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2018.01.23 【情報源】オランダ/2018.01.09 発表

 オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は、地下水の水質評価枠組みの改善案を提案した。オランダの地下水の水質確保は、現在は土壌保護法の管轄だが、今後は建築、環境、水、国土計画、自然保護などの現行法を一本化した新たな環境・計画法の下で管理されることになる。RIVMは、この移行のため、地下水の水質管理の枠組みを検討し、欧州の水枠組み指令の目的と義務を順守できるよう基準枠組みを最新化・簡素化すること、土壌や地表水のような隣接する環境の基準のための物質のリストに一貫性を設け、相乗効果を図ることが必要だと指摘した。特に重要な点は、飲料水取水地における地下水質の評価である。RIVMは取水地の汚染リスクを算定するGRADE(飲料水取水地点に近い地下水リスク評価)モデルの開発を進めるよう提案している。このモデルは飲料水取水時の要求水質と、化学物質がどの程度、地下水内で希釈され分解されるかを考慮している。飲料水取水地付近の地下水質基準と、土壌管理機関が地下水汚染対策に適用する基準が異なることがあるが、この差異への解決策にもなりうるという。【オランダ国立公衆衛生環境研究所】

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