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環境ニュース[国内]

京都府、産業廃棄物の収集を効率化 NTT西日本などと実証実験

ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2018.01.19 【情報源】企業/2017.11.17 発表

 IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)の技術を使って産業廃棄物を効率的に収集する実証実験が、京都市内で始まった。リサイクル率向上と運搬コストや二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。実施期間は2018年3月末まで。
 産業廃棄物の処理コストは国内全体で年間約5.3兆円といわれ、その約半分を占める収集運搬コストの削減が地方自治体にとって課題となっている。京都府が効率的な廃棄物処理システムの構築を目指すモデル事業の事業者を公募し、NTT西日本グループとエックス都市研究所(東京)、シンク・アンド・アクト(京都市)、NISSHA(同)が選ばれた。
 実証実験では、京都市内の複数の事業所の廃棄物保管場所に計量センサーを設置し、廃棄物の量をリアルタイムで可視化する。少ない消費電力で長距離通信が可能な無線通信技術「LPWA」を活用して収集したデータをAIで分析、最適な走行ルートの選定などを行い、効率的な収集計画を立てることができる。一度に複数の拠点を回って収集するため、車両の運行回数が減り、運搬コストやCO2排出量の削減にもつながる。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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