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環境ニュース[国内]

三菱商事、米国発電事業者などとインドで蓄電システムの実証プロジェクトを推進

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.01.17 【情報源】企業/2017.01.13 発表

 三菱商事は、米国の大手独立系発電事業者、AESとインドで蓄電システムの実証プロジェクトを推進する。同国配電事業者のタタ・パワー・デリー・ディストリビューション(TPDDL)と3社で基本合意した。配電系統の安定化を目的にする。三菱商事とAESがTPDDLの変電所に最先端の蓄電システムを設置し、TPDDL管内で実証する。

 設置する蓄電システム「Advancion(アドバンシオン)」は、AESの子会社で蓄電システムの開発、販売を手掛ける米国AES Energy Storage(エナジーストレージ)が供給する。三菱商事はAESと、アドバンシオンのアジア・オセアニア地域での共同販売に関して業務提携している。今回の実証プロジェクトはその一環で取り組む。

 プロジェクトでは出力10MW(1万kW)級のアドバンシオンを使用する。700万戸以上につながるTPDDLの配電系統の安定化を三菱商事、AES、TPDDLが共同で実証する。TPDDLはニューデリーに本社を置き、デリーの北部と北西部で配電事業を展開する。サービスエリアは510km2にわたり、1764MW(176万4000kW)のピーク需要がある。

 インド政府は電力不足解消と温室効果ガス排出量の削減、大気汚染の改善に向けてさまざまな政策を掲げ、風力や太陽光など再生可能エネルギーの積極的な導入を計画している。風力や太陽光の発電量は自然条件に左右され、配電系統の不安定化が課題とされる。蓄電システムの導入によって問題を解決し、停電リスクを低減する。【三菱商事株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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