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環境ニュース[国内]

日立製作所、スロベニアで送電事業者とスマートグリッド・コミュニティー事業を推進

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.11.30 【情報源】企業/2016.11.25 発表

 日立製作所は、中欧のスロベニアで同国唯一の国営送電事業者、ELESと共同で、スマートグリッド(次世代送電網)・スマートコミュニティー(環境配慮型地域)事業を推進する。11月25日に調印し、今後3年間、中小規模の配電会社向けに統合配電管理システムを構築して、サービス型ビジネスを実施する。その後、欧州地域への展開を検討する。

 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)がELESと行う実証事業の委託先に、日立が選定された。同事業でビジネスモデル実証事業の委託先に選ばれているみずほ銀行と連携し、ELESや配電会社、現地企業を加えた体制で進める。日本の配電管理システムでの電圧調整や事故復旧など、高度な技術とICT(情報通信技術)を活用する。

 中小規模の配電会社に対し、インターネットを介するクラウド型の統合配電管理システムをサービスとして提供する。再生可能エネルギーの導入が進む欧州で配電網の電圧や電流などを可視化する機能、事故復旧機能、電圧調整機能による停電時間の短縮などで、高品質な電力供給を支える。中小規模が多い配電会社は多額の設備投資が抑制できる。

 スロベニアは旧ユーゴスラビアから1991年6月に独立し、2004年にEU(欧州連合)に加盟した。2020年までに最終エネルギー消費量の25%を再生可能エネルギーにするとともに、エネルギー効率を20%改善する目標を掲げる。再生可能エネルギーの大量導入に伴って高度な配電管理が求められ、設備の老朽化による更新費用増加が懸念されている。【株式会社日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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