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環境ニュース[国内]

凸版印刷、非常用マグネシウム空気電池が高島屋の防災備蓄品として全店に採用

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.04.12 【情報源】企業/2016.04.07 発表

 凸版印刷が展開する非常用マグネシウム空気電池「MgBOX(マグボックス)」が、高島屋の防災備蓄品としてショッピングセンターを含む全店舗に採用された。地震をはじめとする災害が発生した時に、来店客や従業員の簡易電源に活用する。水を用意するだけで確実に電源が供給できる点や、保管が容易なことなどが評価された。
 マグボックスは、難燃性マグネシウムを負極物質、空気中の酸素を正極物質にし、水や海水を投入することで発電する非常用電池で、凸版印刷と古河電池が2014年に共同開発して提供している。大容量で長期保存できるほか、使い捨て電池のため使用後は、簡単に廃棄できるように紙製の容器を使っていることも特長だ。
 高島屋は今回、大震災などで停電した際に店舗内に退避してとどまっている帰宅困難者への対応の一環でマグボックスの導入を決めた。水があればスマートフォン(多機能携帯電話)などの機器に電力が供給でき、保管しやすいことが決め手となった。全国の高島屋21店舗に計196個のマグボックスを採用した。
 マグボックスはUSB出力端子を2個装備し、スマートフォンを最大30回充電できる。騒音がなく発電時にCO2を発生しない。サイズは幅233mm、奥行きと高さは226mm、重さは注水前約1.6kgとなる。凸版印刷は高島屋の採用を弾みに、自治体や企業の備蓄用に加え、人が集まる店舗を運営する流通業界への販売を推進する。


提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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