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環境ニュース[国内]

富士電機、丸紅子会社とガラパゴスの太陽光発電・出力安定化システム設置開始

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2015.09.02 【情報源】企業/2015.08.31 発表

 富士電機は、丸紅100%子会社でプラント関連事業の丸紅プロテックスとともに、エクアドル・ガラパゴス諸島向けの太陽光発電システムと出力安定化システムの設置工事を始めた。環境プログラムに対する日本政府からの無償資金協力「太陽光を活用したクリーンエネルギー導入計画」の一環で、丸紅プロテックスが受注し、富士電機に発注して協業する。
 起工式を7月13日に現地で行った。2016年1月の完成を予定している。ガラパゴス諸島は世界自然遺産に登録されているが、火力発電や観光客の増加などから環境汚染が指摘され、生態系保護のための環境対策で、再生可能エネルギーの導入が進められている。政府開発援助として日本とエクアドル政府間で合意し、2010年3月に無償協力が決まった。
 ガラパゴス諸島のバルトラ島空港に出力67kWの太陽光発電システムと、総容量4250kWhの出力安定化システムを取り付ける。出力安定化システムは蓄電池とリチウムイオン蓄電池で構成する。富士電機は調達、据え付け、調整、操業指導を一括で受注した。同島と、同諸島で最大の人口があるサンタクルス島にクリーンで安定した電力を供給する。
 出力安定化システムは、再生可能エネルギーの発電状況に応じて、蓄電装置の高速充放電を制御し、電圧や周波数の変動を防ぐ。このプロジェクトでは、隣接地にある出力2250kWの風力発電システムと併せて安定化する。富士電機は今後も国内外で同様システムの展開を進める。丸紅プロテックスは同導入計画の案件を世界14カ国で受注・納入している。【富士電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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