一般財団法人環境イノベーション情報機構
国立公園に対する外国人のニーズ調査の結果公表
【自然環境 自然公園】 【掲載日】2015.07.16 【情報源】環境省/2015.07.16 発表
環境省は、平成25年の国立公園における訪日外国人利用者数の推計を行い、約255万7千人と算出した。平成25年の訪日外国人の総数は1,036万人であり、「国立公園」が訪日外国人にとって、重要な観光コンテンツの1つであることが分かった。また、日本の国立公園に対する外国人の興味やニーズ等を把握するため、15か国(地域)在住の外国人2,200人に対し、WEBアンケートを実施し、この中で、「自然豊かな場所に旅行したいか」という問では「はい」が93%を占めた。
特に訪日意向がある人に対し、日本旅行で体験したいことを尋ねた項目では、「自然や風景の見物」が2位となり、日本の自然や風景に対する関心が高いことが分かった。一方、日本の国立公園の知名度は必ずしも高くない結果となり、また、旅行する際の情報源としては、旅行ガイドブックや専門雑誌、友人などの口コミのほか、政府観光局等のホームページなども重要視されていることが分かった。
これらの調査結果により、訪日外国人にとって「国立公園」は、既に重要な訪問先であるものの、知名度の低い国立公園も多くあるため、環境省としては、日本の美しい自然についての情報を効果的に発信することなどにより、日本の観光立国実現に向けた施策の重要な柱である、国立公園のインバウンド促進を図っていくとしている。【環境省】