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環境ニュース[海外]

国連環境計画等、専門家でなくても生態系サービスを評価できるツールキットを公表

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.09.29 【情報源】国連/2014.09.12 発表

 自然地域の生態系サービスを評価する対話型ツールキット(TESSA)の更新版が、コスタリカで開催された第7回生態系サービス・パートナーシップ年次会議で発表された。現在オンラインで利用できる。TESSAは、国連環境計画世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)、アングリア・ラスキン大学、バードライフ・インターナショナル等が共同開発しているもので、更新版では、専門技術やリソースの少ない個人や組織でも利用できるよう改善された。
 多様な生態系サービス(食料生産、水の浄化、気候調整など)の世界的な低下は、経済や社会、環境に深刻な影響を及ぼす可能性があり、これに対処するには、TESSA等の評価ツールが必要である。TESSAでは、自然地域ごとの現在の生態系サービスを評価するための手引きや手法を提供しており、利用者は主な生態系サービスの推定値を導き出し、異なる土地利用方法による生態系サービスとの比較もできる。
 土地利用が生態系サービスに及ぼす影響の情報は、その土地利用に関する決定をよりよいものにするうえで欠かすことができない。TESSAは適切な土地利用に向けた有効なツールだという。【国連環境計画 世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)】

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