一般財団法人環境イノベーション情報機構
有害廃棄物等の輸出8万8,211トン 平成23年の有害廃棄物輸出入状況
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2012.05.25 【情報源】環境省/2012.05.25 発表
環境省と経済産業省は、平成23年1月から12月までの「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律(バーゼル法)」の施行状況をとりまとめ、発表した。バーゼル法は1992年5月に発効した「有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約」に基づいた国内法で、特定有害廃棄物等の輸出入の許可、運搬、処分の規制に関する措置などを定めている。
バーゼル法に規定する手続を経て、実際に輸出された特定有害廃棄物等は658件で、総量は88,211トン(前年:81,344トン)、品目は、鉛スクラップ(鉛蓄電池)、鉛・亜鉛・亜鉛銅灰、錫鉛くず、電池スクラップ等であり、いずれも金属回収を目的とするものであった。
一方、実際に輸入された特定有害廃棄物等は145件で、総量は5,300トン(前年:4,292トン)で、品目は、電子部品スクラップ・プリント基板くず、金属(鉛、銅、亜鉛他)くず、金属(銅、銀他)・金属水酸化物スラッジ、電池スクラップ(ニカド電池他)等であり、金属回収など再生利用を目的とするもであった。【環境省】【経済産業省】