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環境ニュース[海外]

ドイツ連邦内閣、廃棄物発生回避とリサイクルを重点に据えた循環経済・廃棄物法案を承認

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2011.04.12 【情報源】ドイツ/2011.03.30 発表

 ドイツ連邦環境省は、ドイツ連邦内閣が循環経済・廃棄物法改正案を承認したことを公表した。改正案は、EU廃棄物枠組み指令を国内法に転換することを目的にしたもの。連邦参議院による承認の後、連邦議会に送られる。改正案には、廃棄物処理に5段階の優先順序を導入し、廃棄物発生回避とリサイクルを重点にすることが含まれている。また、廃棄物処理における自治体と企業間の役割分担を明確にし、自治体は、家庭廃棄物の処理に責任を持ち、再利用可能な仮定廃棄物の企業による回収は、今後、自治体の業務に支障がない場合に限り可能となる。目標として2020年までに一般廃棄物リサイクル率を65%に、建築解体廃棄物の素材としての再利用率を70%にすることが制定されている。2016年末には、建築解体廃棄物の再利用率を更に上昇させること可能性について審査が予定されている。また、遅くとも2015年以降、有機廃棄物、紙、金属、プラスチック、ガラスの分別がドイツ全土で実行することが求められている。さらに、これまで、分別して回収されていた「容器包装廃棄物」と「同様の素材を持つその他の廃棄物(プラスチックや金属など)」を、今後混合で、かつ素材別に分別することが定められている。【ドイツ連邦環境省】

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