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環境ニュース[海外]

ドイツ ナノ委員会が活動を終了、最終報告書を提出

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2011.02.17 【情報源】ドイツ/2011.02.02 発表

 ドイツ連邦環境省が2006年に設置した連邦政府ナノ委員会は、2月2日に開催された会議によってその活動を終了し、レトゲン連邦環境大臣に最終報告書を提出した。レトゲン大臣は、特にナノ技術が持つ飲料水浄化や省エネ、汚染土壌の浄化といったチャンスについて強調し、高技術国家として、これらの環境・効率技術に投資し、同時に成長のチャンスを提供する重要性について述べ、一方で、ナノ技術が持つ環境や人間への影響についての知見は十分ではなく、予防原則に基づき環境研究計画や経済開発協力機構(OECD)のプログラム参加を通じたリスク研究の推進と「ヨーロッパ・ナノ・製品登記」の設置に努力することを表明した。ナノ委員会は、ナノ技術のチャンスとリスクについて議論し、連邦政府に提言を行う役割を持つ、学術会、産業界、消費者・女性団体、労働組合、教会団体、行政機関などから約100人の代表者が集い、「ナノ対談」を開催してきた。最終報告書には、これらの結果がまとめられている。「ナノ対談」では、特に、既存の法的枠組みを考慮したうえで、産業界の自主義務に関する調査、ナノ素材とナノ製品のチャンスとリスクに関する評価基準の作成に重点が置かれてきた。【ドイツ連邦環境省】

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