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環境ニュース[海外]

アメリカ・オバマ大統領 自動車の燃費基準を毎年5%ずつ強化へ

大気環境 交通問題】 【掲載日】2009.05.27 【情報源】アメリカ/2009.05.19 発表

 アメリカのオバマ大統領は、5月19日、自動車の燃費を向上させ、温室効果ガスの排出を削減する新たな政策を打ち出した。
 米国内で販売される全ての乗用車・トラックの新車(2012〜2016年型車)を対象に、燃費基準を毎年5%ずつ引き上げ、2016年までに1ガロン当たり35.5マイル(1リットル当たり約15km)とする。これにより、2012〜2016年にかけて、石油の消費量を18億バレル節約し、温室効果ガス排出量を約9億トン削減することができるという。
 大統領によれば、この政策は、2016年までに1億7700万台の自動車が路上から消えるのと同等の効果がある。また、節約できる石油の量は、昨年、米国がサウジアラビア、ベネズエラ、リビア、ナイジェリアから輸入した量に匹敵する。
 2007年に議会で可決された、企業平均燃費規制(CAFE)強化法では、2020年までに、1ガロン当たり35マイルとする目標であったため、これを上回る対策となる。
 EPAのジャクソン長官は、「オバマ大統領は全ての関係者をテーブルにつかせ、自動車業界を支援し、消費者を守り、人の健康と環境を保護する計画を作り上げた」と述べ、「”解決不能”だと考えられていた問題が、かつてないパートナーシップによって解決された」と今回の対策を歓迎している。政策の立案に当たっては、運輸省(DOT)、環境保護庁(EPA)、自動車メーカー、全米自動車労組、環境保護団体、カリフォルニア州その他の州政府が協力した。【ホワイトハウス】【EPA】【UNEP】


下記アドレス:ホワイトハウス プレスリリース

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