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環境ニュース[国内]

米国やメキシコで発生している豚インフルエンザの状況を発表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.04.30 【情報源】厚生労働省/2009.04.25 発表

 厚生労働省では、メキシコで発生したインフルエンザ様の症状を示す比較的思い呼吸器疾患の流行と、米国内における豚インフルエンザウイルスによるヒトへの感染について報告するとともに、厚生労働省としての対応について情報提供すると発表。
 メキシコにおけるインフルエンザ様症状については、3月18日から4月23日までに59例の死亡を含む854例のインフルエンザ様症状患者の発生について報告。このうち18例についてはカナダにおいて豚インフルエンザウイルスによる感染が確認され、12検体は米国で報告されている豚インフルエンザウイルスと遺伝学的に同一と報告があったとしている。
 一方、米国で発生した豚インフルエンザウイルスのヒトへの感染に関しては、米国内で7人の確定症例と9人の疑い例について米国政府報告があったとしている。なお確定症例のうち1人は短期間の入院を要したものの、全員軽度のインフルエンザ様疾患で、死亡例の報告はないとしている。
 厚生労働省としては、健康局内に連絡室を立ち上げてWHO等からの情報収集と国民や地方自治体への情報提供、流行地に渡航する国民への注意喚起や流行地から帰国する人への対応、医療関係者への情報提供、電話相談窓口の設置などの対応を図るとしている。
 なお、豚インフルエンザは、A型インフルエンザウイルス(豚インフルエンザウイルス)の感染によって、豚にインフルエンザを引き起こすが、死亡率は低い。発生は一年を通して起こり得るが、人への発生と同様、晩秋から冬にかけて多く発生する。
 通常は人に感染することはないが、豚と直接接触した場合に散発的に感染することが認められている。人から人への感染例も報告されているが、今回ほどの集団発生には至ったことがない(米国CDCには、2005年12月から2009年2月までに12例の報告がある)。
 人への感染・発症では、通常のインフルエンザに類似した症状を起こし、発熱、脱力、食欲不振、発咳などがみられるほか、鼻汁、咽頭痛、吐き気、下痢などがみられることもある。
 診断は、発症後4〜5日以内に上気道からの検体採取により、遺伝子検査等で確認できる。抗インフルエンザ薬の投与によって治療するが、予防に関しては現在のところヒト用ワクチンはない。【厚生労働省】

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