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環境ニュース[海外]

REACH規制 予備登録の中間報告が公表される

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2008.09.22 【情報源】フランス/2008.09.11 発表

 EUの新化学物質規制REACHの化学物質の予備登録について、9月11日に中間報告が示された。2007年に承認された化学物質に関するREACH規則は、約3万種類の化学物質の評価を行うもの。
 予備登録が開始された6月1日から81日が経過したが、中間報告によると、登録件数8243件のうち、ドイツが28%、イギリスが23.5%、イタリアが11.5%を占め、フランスは7.5%にとどまっている。このデータは、フランスの業界にとって気がかりなもので、同国の関連企業5400社のうち、734社しか登録していない状況にある。
 12月1日までに予備登録しなかった場合、当該企業は、12月2日から直ちに正式な登録(完全な文書の作成)を行うか、または市場から即時撤退するか 判断を迫られる。予備登録はこのような結末を避け、登録のための時間を確保することにつながる。
 なお、REACHを尊重しないことは、2008年8月1日に承認された環境責任法において、検査をクリアできないリスクと、2009年に始まる罰則の対象となる。
 コシュースコモリゼ閣外大臣(エコロジー担当)は、この中間報告の結果を憂慮し、「フランスにとって、経済面、産業面、環境面、健康面で、12月1日までにクリアしなければならない予備登録であり、それ以降では遅過ぎる」と注意を喚起した。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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