欧州産業閣僚理事会　持続可能な開発について議論

　欧州委員会は、12月5日の産業閣僚理事会において、持続可能な開発に重要な地位が与えられたことを歓迎した。
　エルッキ・リーカネン企業・情報社会委員は、持続可能な開発に関する議論が、将来の欧州の戦略において経済、社会そして環境の正しいバランスをとるための一歩となるものだと評価。また、マーゴット・ヴァルストローム環境委員も、産業分野における持続可能な発展の促進を歓迎するとともに、来春、バルセロナで開催される欧州首脳会議までに、主要な経済部門について、環境を統合した戦略を策定するよう求めた。
　なお、両委員は、産業閣僚理事会に対し、持続可能な開発に対するEUの貢献として、EU規模の排出枠取引スキームの提案、化学物質に対する新戦略についての白書のフォローアップを提出した。【欧州委員会環境総局】