国連首脳会合開催

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2005.09.27 【情報源】国連／2005.09.16 発表

　国連改革や国連ミレニアム開発目標の進捗状況の評価をテーマに、9月14日〜16日まで、ニューヨークで国連首脳会合が開催された。会合最終日の16日には、国連改革や貧困、開発、人権など幅広い事項を網羅した成果文書案が採択された。環境関係では、気候変動対策、持続可能な生産・消費の推進、国連の環境への取組みの効率化（より一貫性のある制度的枠組みの可能性を模索）などが盛り込まれている。
　会合の会場には、7月24日〜29日の「世界子供サミット」（愛知県）に参加した子供たちが作成した、大きな横断幕が飾られた。14m×1mの横断幕には、「私たち子供たちが環境を救うために、あなたの支援が必要です」というメッセージが手描きされている。
　また、会合に合わせ、30以上の開発や環境に関する国際機関（UNEPやUNDPなど）からなるネットワーク「貧困・環境パートナーシップ（PEP）」は、貧困と戦い、ミレニアム開発目標を達成するため、環境管理への世界規模での投資を促進する「国連ミレニアム開発目標のための環境イニシアチブ」を開始した。PEPは、国連首脳会合の前に、「貧困削減のための環境資産への投資」、「貧困削減に対する環境の貢献の分析」という2つの報告書を公表し、自然資本が開発目標を達成するための中核となることをアピールした。【ＵＮＥＰ】【国連事務局】


PEP報告書
http://www.undp.org/pei/pdfs/Synthesis_Paper_Final.pdf
http://www.undp.org/pei/pdfs/Indicators_Paper_Final.pdf



下記アドレス：国連事務局プレスリリース