一般財団法人環境イノベーション情報機構
UNEP 陸上起因の海洋汚染対策強化に向け 政府間会合を開催
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2001.11.30 【情報源】国連/2001.11.20 発表
「陸上活動から海洋環境を保護するための世界行動計画(GPA)」の初の政府間見直交渉が、11月26日〜30日まで、カナダのモントリオールにて開催される。同会議提出するため、UNEP主導のもと、海洋汚染について科学的観点から助言する専門家グループ(the United Nations sponsored Joint Group of Experts on the Scientific Aspects of Marine Environmental Protection: GESAMP)が、報告書「陸上活動からの海洋環境を保護する為に(Protecting the Oceans from Land-based Activities)」を作成した。海洋汚染の原因の8割は、陸上活動によるものとされるが、この報告書は、海洋環境を守るために「迅速な行動」が必要だと指摘している。
報告書では、特に、下水、自然改変、生息地の破壊、富栄養化、流層土砂の変化などの問題に取り組む必要性を述べている。また、このような環境破壊の原因を、貧困、管理の不十分な社会・経済開発、持続可能でない消費形態にあると考察している。
今回の会合では、下水に関する行動計画を見直すとともに、GPAの今後の事業計画も決定する。【UNEP】