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環境ニュース[海外]

UNEP アマゾン流域8カ国の協力プロジェクトを発表

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2005.07.13 【情報源】国連/2005.06.25 発表

 ブラジル、ボリビアなどアマゾン流域の8カ国が協力し、水域や森林、野生生物などの保護・管理を進めるプロジェクトが発表された。
 このプロジェクトは、地球環境ファシリティ(GEF)の資金援助を受けて実施されるもの。UNEPとGEFがブラジルのサルバドール・バヒアで開催した「GEF 第3回隔年国際水会議」において、6月25日に発表された。ボリビア、ブラジル、コロンビア、エクアドル、ギアナ、ペルー、スリナム及びベネズエラの8カ国が参加する。
 2年間の予定のプロジェクトでは、アマゾン流域で各国が実施している、自然資本や自然資源の保護・管理を調整するとともに、持続可能な開発の実現に向けた長期的な戦略を打ち出すことを目指す。具体的には、汚染の著しい「ホットスポット」や破壊された生息地等の特定、汚染削減や被害回復のための措置の検討、アマゾン流域の管理に関する各国法令の調整、真に持続可能な開発を達成するための地域ビジョンづくりなどが実施される。また、気候変動の影響を受けやすい国々や地域で、気候変動への「適応」を支援していくこともプロジェクトの一部となっている。事業予算は、2年間で150万ドル程度(1億5750万円)。
 UNEPのクラウス・テプファー事務局長は、新しいプロジェクトについて、2015年までに国連ミレニアム開発目標を当該地域で達成するのに重要な役割を果たすだろうとコメントしている。【UNEP】

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