一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京ガス、家庭・業務用低圧電力販売の申し込みが5万件を突破、意見を受けて改善
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.02.29 【情報源】企業/2016.02.24 発表
東京ガスが家庭・業務用に4月に始める低圧電力販売の申し込み数が、5万件を突破した。2月23日現在で約5万4000件に達した。2月1日に公表した料金改定後に大きく伸びた。申し込み件数とともに問い合わせの内容も増え、契約やサービスに関する顧客の意見や指摘などを受けて、不満点についての改善策を進めている。低圧電力販売は1月4日に先行受け付けを始め、1月29日までの申込件数は約1万1000件だった。その後2月1日に料金メニューの改定とポイントサービスの拡充を公表した。顧客からの要望に応えるとともに、競合する他社の料金を踏まえ、当初予定していた料金プランから全体的に引き下げてトップ水準の低料金にした。
料金メニュー改定の効果もあり、1月29日から1カ月も経過していない2月23日には、約4万3000件増えて約5万4000件になった。申し込みは、東京ガスの地域サービス窓口、ライフバルによる顧客との直接的なコミュニケーションが中心になっている。申し込み第1号は東京都町田市の一戸建て住宅に住む5人家族だった。
顧客からは、他社とのメリット比較が分かりにくい、契約の意思確認が不十分、電話での申し込みに時間がかかる−−などの不満点が寄せられた。これに対し、他社との料金比較は試算条件を明確にして算定内容を説明する、契約時には意思を再確認する、電話は都合に合わせて折り返す、などの改善を行っている。【東京ガス】