一般財団法人環境イノベーション情報機構
18年度フロン類破壊量、約3,183トンに
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2007.06.28 【情報源】環境省/2007.06.28 発表
経済産業省と環境省は「フロン回収破壊法」に基づき、フロン類破壊業者から報告された平成18年度のフロン類破壊量をとりまとめ、19年6月28日付けで公表した。18年度のフロン類破壊量の総計は約3,183トンで、17年度の破壊量約2,790トンと比べると約14%増加した。
フロン類の種類別に見ると、CFC(クロロフルオロカーボン)が約590トン(17年度:約557トン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)が1,821トン(同:約1,625トン)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が約772トン(同:約609トン)で、全ての種類で破壊量は17年度より増加していた。
また、フロン類破壊業者に引き取られたフロン類を、フロン回収破壊法の製品の区分け別に見ると、第一種特定製品となっている業務用冷凍空調機器から回収されたものは、17年度より約15%増加した約2,430トン、第二種特定製品のカーエアコン(注1)から回収されたものは同約11%増の約772トンなっていた。
(注1)カーエアコンからのフロン回収は、17年1月1日から「自動車リサイクル法」の枠組みの中での実施に移行しているが、破壊はフロン回収・破壊法にもとづくフロン類破壊業者によって行われている。今回の発表統計は、フロン類破壊業者が主務大臣に報告した内容を整理したもの。【環境省】