一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

イベント情報EV用急速充電器の規格動向、蓄電設備インフラ状況、ハザード評価、防火安全対策

EV用急速充電器の規格動向、蓄電設備インフラ状況、ハザード評価、防火安全対策

【カテゴリ】 エネルギー 再生可能エネルギー

【開催日】2021.12.21

【開催地】東京都


第1部 急速充電の開発動向と電動化を支えるリチウムイオン電池の国際基準、輸送規則
【13:00-14:10】

講師:(株)エーワイイー 代表取締役 朝倉 吉隆 氏
   (元トヨタ自動車)

【ご経歴】
1976年 トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)入社。車両開発での振動騒音性能を担当。
1989年 東富士研究所での基礎技術開発を経て、本社開発企画部で車両総合制御システムの開発企画を担当。
1995年 EV、HEVの開発部署に異動、電動ユニットの評価試験組織の基盤を整備。
2006年 電動車両、車両駆動用電池の国際標準化、安全基準、電池輸送規則など国際基準、国際標準の業界活動に従事。各国専門家の課題認識を深め、技術渉外を担当。
2017年4月 トヨタ自動車を退職、自動車業界に「恩返し」するため、潟Gーワイイーを設立し、技術コンサルタントとして現在に至る。
1996年より、自動車技術会電気動力技術部門委員会委員、幹事を担当。電動車両技術の学術活動に貢献。

自動車技術会 プロフェッショナルエンジニア(電気動力/実験)。
SAE Vehicle Battery Standards CommitteeでSAE標準作成・改定活動に参加(現在)。

【キーワード】
1. eMobility
2. 急速充電
3. リチウムイオン電池
4. 危険物輸送規則
【講演主旨】
2020年代の現在は自動車の大変革時代と呼ばれるように、カーボンニュートラルへの対応として車両の電動化、自動運転を含めたCASE, MaaSなど、自動車だけでなく、私たちを取り巻くモビリティ社会は大きく変革期に入ったと言える。この変革は2000年以降のハイブリッド車の普及が契機となり、わずか20年でプラグインハイブリッド、電気自動車の本格普及の大きな潮流となった。これを支える基盤技術としてリチウムイオン電池、急速充電インフラは欠かせない存在である。本講演では電動車両、充電インフラおよびリチウムイオン電池の三者に係る国際基準・国際標準の整備と製品普及の状況ならびにリチウムイオン電池に係る危険物輸送規則の整備動向をグローバルかつ俯瞰的に解説することで、急速充電の現状を理解していただく。

【プログラム】
1.自動車の電動化を俯瞰する
 1-1 電気自動車・蓄電池の普及の背景と課題への取り組みを概括する
 1-2 蓄電池の充電の基本と現状

2.2000年以降の電動化社会への取り組みを各国のRoadmapから俯瞰する
 2-1 ドイツのe-Mobility戦略
 2-2 アメリカのPHEV Roadmap
 2-3 中国
 2-4 日本

3.電動自動車の充電とインフラ
 3-1 普通充電
 3-2 急速充電
 3-3 その他の充電方式
 3-4 充電インフラ整備の最新状況

4.リチウムイオン電池の輸送規則
 4-1 危険物輸送規則の概要
 4-1 輸送試験とは何か?
 4-2 テストサマリ(輸送試験成績書)
 4-3 故障・損傷電池の輸送
 4-4 電動車両の輸送

5.eMobility社会に向けた課題への取り組み

6.まとめ
【質疑応答】
________________________________________________________________________
第2部 蓄電池内蔵型急速充電設備の防火安全対策
【14:20-15:30】

講師:東京理科大学 総合研究院 教授 博士(工学) 小林 恭一 氏

【講演主旨】
急速充電設備については、火災の発生のおそれのある設備として、全出力20kW〜50kWのものが火災予防条例の規制対象となっている。消防庁では、今後出現が予想される全出力が 50kWを超える設備の規制のあり方について、燃焼実験結果等を踏まえ、火災等に関連するリスクの検証と必要とされる防火安全対策について検討を行った。本講では、当該検討会の座長を務めた立場から、より高出力かつ多様な急速充電設備に消防法による規制がどのように関わりどのような考え方で対応しようとしているのか、検討会報告書をもとに解説する。

【プログラム】
1.急速充電設備の安全対策と関連する法令及び規格等
 1-1 急速充電設備の構造と安全対策
 1-2 消防関係法令の規制体系及び火災予防条例(例)
 1-3 電気関係法令
 1-4 海外の状況
   ・アメリカ・イギリス・中国

2.防火安全対策
 2-1 東京消防庁の調査研究におけるハザード評価表及び燃焼実験の結果を踏まえた防火安全対策
 2-2 全出力 50kW 想定時からリスクランクに変更が生じないハザードに対する防火安全対策
 2-3 全出力 50kW を超えることにより発生する新規ハザードに対する防火安全対策

3.蓄電池内蔵型急速充電設備の防火安全対策
 3-1 蓄電池内蔵型急速充電設備用の蓄電池に関連する規格
 3-2 評価対象とする電池の種類
 3-3 ハザード評価用の蓄電池システム
 3-4 ハザードの抽出
 3-5 リスク評価と安全対策

4.まとめ
【質疑応答】
________________________________________________________________________
第3部 EVの充放電規格の課題と蓄電池への期待
【15:40-16:50】

講師:チャデモ協議会 事務局長 吉田 誠 氏
  (日産自動車竃@規認証部、技術渉外部部長職)
【ご経歴】
欧州、北米での駐在勤務、生産、技術開発、経営企画部門での勤務を経験。
2005年前後から電動技術関連の対外交渉業務を担当。
2015年からチャデモ協議会事務局長を兼務。
日産、チャデモ双方の立場で、公的な各種検討会の委員などを務め、政府間の政策対話、国連、APEC等の国際的な法規、標準の会議、カンファレンスに出席、登壇することも多い。

【キーワード】
1.急速充電
2.V2X
3.蓄電池

【講演主旨】
カーボンニュートラルを目指し急速に車両の電動化が進み始めた昨今、電動車両をめぐる社会動向を共有する。そして急速充電、クルマからの放電、という観点において技術的にまた社会要請としてどのような機能、要件が必要なのかを解説する。さらに放電V2X機能を説明するにあたり、その重要な要素である蓄電池についても社会動向も急であり、その課題と今後の展望にすいて説明する

【プログラム】
1.世界での電動化動向
 1-1 要求と支援
 1-2 欧州での動向

2.充放電規格の課題
 2-1 充電の課題
 −充電に必要な性能
 −国際化(規格争い)
 −今後の展望
 2-2 放電の可能性と課題
 −V2Xとは
 −V2Xの課題
 −V2X展望

3.蓄電池への期待
 3-1 国際動向
 3-2 充放電からの期待値

4.まとめ

【質疑応答】

【登録日】2021.11.26

登録者情報

【登録日】 2021.11.26

【登録者】株式会社AndTech

この情報の修正・削除