一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

逆浸透 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2020.12.23

逆浸透

ギャクシントウ   【英】Reverse Osmosis  

解説

溶質はほとんど透過させず溶媒のみを透過させる膜(半透膜あるいは逆浸透膜)を介して、溶解性物質を含む溶液側と溶媒側に分けておくと、溶媒が半透膜を通して溶液側に入る。これを浸透といい、平衡状態になった時の水位差を浸透圧という。この時溶液側に圧力を加えると溶液側の溶媒が膜を透過し、溶媒側の方に移行し、溶液側の濃度が上昇する。これを逆浸透という。

この半透膜は、酢酸セルロース系、ポリアミド系などの非対称膜、複合膜で、スパイラル型、中空糸型、チューブ型などに加工して使われる。逆浸透法は、水の製造、濃縮又は有機溶媒の回収、海水の淡水化で実績が多く、排水処理の高度処理法の一つである。

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト