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STS教育 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2021.02.26

STS教育

エスティーエスキョウイク   【英】Education for Science, Technology and Society  

解説

STSは、科学(Science)・技術(Technology)・社会(Society)の頭文字をとったもので、1970年代から1980年代の欧米における新しい科学教育のかたちを模索する動きに起源をおく。国際的にコンセンサスの得られた定義はなく、明確に確立された概念とはいい難い面もあるが、さまざまな場での議論を総合すれば、科学、技術、社会の相互関連性について学び、社会における科学や技術のあり方について自分なりの意見を持てる人の育成を目的とした教育といえる。

近年の環境破壊は、科学・技術の社会的位置づけの失敗によるところが大きい。これまでの客観的な科学的知識の理解を中心とする科学教育を反省し、学校や生涯学習の場で、社会的文脈の中で科学・技術を批判的に吟味し、科学・技術と深く関連した社会問題の解決のために主体的に考え、行動する市民を育成するSTS教育を進めていくことの重要性が指摘される。

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