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ナノファイバー 環境用語

作成日 | 2017.09.19  更新日 | 2017.09.19

ナノファイバー

ナノファイバー   【英】nanofibers  

解説

ナノサイズの高分子など繊維状のもので、直径が1ナノメートル(ナノは10億分の1)から100ナノメートル、長さが直径の100倍以上の繊維状物質をいう。原料などから、合成高分子系ナノファイバー(ポリエステルナノファイバーなど)、天然高分子系ナノファイバー(セルロースナノファイバー、キチンナノファイバーなど)、炭素系ナノファイバー(カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバーなど)に分類される。

これらのナノファイバーは、比表面積が大きいことからの吸着性の向上、ナノサイズの太さからの流体力学特性と光学特性を有し、高分子鎖の超分子配列により耐熱性や高い電気及び熱伝導性を示すなどの特徴がある。これらの性質を活用して、超高性能フィルター、電池材料、透明フィルム・シート、医療材料などにも応用されている。大気・水浄化フィルター、燃料電池、自動車軽量部品材料などによる環境面への活用・貢献も期待されている。(2017年8月作成)

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