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ミティゲーション 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

ミティゲーション

ミティゲーション   【英】Mitigation  

解説

人間の活動によって発生する環境への影響を緩和、または補償する行為。

急激な湿地帯の減少に対処するため、1970年頃に米国で生まれた。

ミティゲーションには次の5段階があるとされる。

1)回避:ある行為をしないことで影響を避ける、2)最小化:ある行為とその実施に当たり規模や程度を制限して影響を最小化する、3)修正・修復:影響を受ける環境の修復、回復、復元により影響を矯正する、4)軽減:ある行為の実施期間中、繰り返しの保護やメンテナンスで影響を軽減または除去する、5)代償:代替資源や環境を置き換えて提供して影響の代償措置を行う。

より簡単に回避、低減、代償の3段階とみなすこともある。

これらの段階は、その順に検討されることが望ましいとされており、米国では、ミティゲーションはノーネットロス原則を前提として行われる。

一方、日本では本来的意味合いから離れ、代償ミティゲーション段階のみがミティゲーションであると捉えられることも少なくない。

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