CO2の排出権取引
登録日: 2005年02月19日 最終回答日:2005年02月24日 地球環境 地球温暖化
No.9600 2005-02-19 01:36:40 田舎者
以前、http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=9346の質問で、夜も眠れないというのがありました。
私は排出権取引がなぜ許されるのか夜も眠れません。
私の理解では、排出権取引は、「CO2の排出を目標以上に減らした場合、目標以上に減らした分を、減らせなかったところに売って利益を上げ、目標を達成出来そうもないところはこれを買って、全体としてあたかも目標を達成したかのようにすること」だと理解しています(違ったらすみません)。仮にそうだとすれば、なぜそのようなことが許され、しかも投資の対象にもなるのでしょうか。
一生懸命努力し、排出量を目標以上に削減した者が、利益を得るこれは理解できます。しかし、「CO2を減らせなかった場合に、その分を他から買ってくればよいではないか、それでも、全体として目標が達成出来たからよいではないか」というところが、しっくりきません。
目標を達成できなければ、ペナルティーだけを与えることにすれば、みんなが必死で目標を達成するようになるんではないですか?それとも排出権取引の意味を取り違えているのでしょうか?
CO2の排出は、経済とからみあい非常に難しいことはわかりますが・・・
どなたか教えていただけると助かります。
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No.9605 【A-1】
Re:CO2の排出権取引
2005-02-19 16:09:07 森野力 (
排出権取引によって、「全体として目標が達成出来た」とみなすことは問題ありでしょう。京都議定書の削減量を達成してもCO2問題が解消されるわけではありませんから。
ただ、おっしゃっているように、以下の2点はあり、と思います。
(1)一生懸命努力し、排出量を目標以上に削減した者が、利益を得る
(2)目標を達成できなければ、ペナルティーだけを与える
(2)のペナルティーが罰金。これを(1)の利益とする。これが排出権取引です。
回答に対するお礼・補足
どうもありがとうございます。子どもみたいな戯言の質問お応えいただいて。
私としては、排出権取引は、不充分な削減目標する達成できない者に対して、はじめから逃げ道を用意しているようで非常に嫌悪感じがありました。
No.9613 【A-2】
Re:CO2の排出権取引
2005-02-19 23:24:30 eco (
「排出の削減ポテンシャルがある国、お金さえあれば削減ができる国Å」と、「もう技術進歩が進み、これ以上の削減が難しい国B」があったとします。
本来はAもBも同量削減するのが望ましいですが、地球全体で削減することを目標とすれば、BがAにお金を払い(排出権取引)、場合によっては技術提供をすれば(CDMやJI)いくらかは削減されることになります。
排出権取引は、排出削減を自ら実施せずに、まるでお金で解決しているような印象を受けるかもしれませんが、実際に削減できる国と難しい国、技術がある国とない国があるのです。それを京都メカニズムという経済的手法うまく利用して、地球全体で削減しようというのが目的ではないでしょうか。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。そういう見方が出来るのですか。自分でもよく、勉強してみます。
No.9699 【A-3】
Re:CO2の排出権取引
2005-02-24 20:49:08 airborne (
>(2)目標を達成できなければ、ペナルティーだけを与える
の他に、
(3)制度上なにもしなくても目標が達成できて、利益を得る
ことが出来てしまう国も排出権取引に参加できるのが問題でしょう。
いわゆる、ホットエアー問題です。
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&ecoword=%C7%D3%BD%D0%B8%A2%BC%E8%B0%FA&PHPSESSID=de2f11bc954ede9738b9de53197197db
京都メカニズムと一口に言いますが、技術的裏付けのあるJI・CDMと、排出権を金で売る排出権取引ではまるで性格が違います。
排出権取引は批准国を増やすための仕組みの一つであって、地球温暖化防止が重要なのは当然ですが、制度的な仕組みの話に対しては十分注意してみていく必要があると思いますよ。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。
制度や仕組みを注意する。そのとおりだと思います。
今後も注意したいと思います。
つい最近某テレビ局でも京都議定書がらみの特集をしていました。
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