地下水の硬度低下について
登録日: 2004年12月13日 最終回答日:2004年12月23日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.8749 2004-12-13 02:24:29 SK
現在地下水(井戸水)の硬度を調べています。
複数ある井戸のうちほとんどの箇所では40-60mg/l程度なのですが、
3箇所ほど、昨年の秋から冬に80-90程度だったのが
現在60程度まで低下している井戸があります。
同時に濁度・色度の上昇が認められます。
濁度・色度が上昇している理由については
近傍で行なわれている排水路工事の掘削による影響と推測されましたが、
硬度が低下している理由がよくわかりません。
私の推測では、カルシウム・マグネシウムイオンと結合し不溶化させる何かが働いているのでは?
どなたかご教示頂ければ幸いです。
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No.8800 【A-1】
Re:地下水の硬度低下について
2004-12-16 22:42:39 NT (
硬度が低下している理由ですが
>私の推測では、カルシウム・マグネシウムイオンと結合し不溶化させる何かが働いている
というよりは地下水の流れが変わって硬度成分の低い地層からの流入が増えているのではないでしょうか。
気象条件(主に降雨量、河川水位等)で地下水の流れもかわるでしょうし。
カルシウム・マグネシウムイオンを不溶化するというのはあまり考えられないと思います。
周辺の土質調査というのは難しいかと思いますが、地下水位とか降雨量のデーターを見てみれば何らかの傾向が見えてくるかもしれませんね。
回答に対するお礼・補足
NT様、ご教示ありがとうございます。
実は近隣で土質調査も行なわれておりまして、礫層が主です。
今年は全般に地下水位は低い傾向にあるのですが、やはり帯水層の位置が変化したことによる要因が大きいのでしょうか。
色度・濁度の上昇は著しく何らかの因果関係があるのだろうと考えています。
No.8804 【A-2】
Re:地下水の硬度低下について
2004-12-16 23:54:05 万田力 (
> 気象条件(主に降雨量、河川水位等)で地下水の流れもかわるでしょうし。
私もそのように考えます。
酒造に適した「灘の宮水」は洗米、醗酵等、段階に応じてそれぞれに適した硬度に自然に変化するから良い酒ができると聞いたことがあります。
即ち、酒作りの各段階での汲み上げ量の違いが地層中での滞留時間の差になるため、地層からの硬度成分の溶出量の差となると言うのです。
不溶化されることより、水みちの変化とか水量の変化の方が可能性は大でしょう。
回答に対するお礼・補足
万田力様、ご教示ありがとうございます。
宮水の話、参考になりました。
つまりNTさん同様硬度低下の要因は、
溶出してくる硬度成分自体が減少しているというご意見ですね。
その線をあわせて検討してみます。
No.8871 【A-3】
Re:地下水の硬度低下について
2004-12-23 23:57:17 つもった (
>私の推測では、カルシウム・マグネシウムイオンと結合し不溶化させる何かが働いているのでは?
>どなたかご教示頂ければ幸いです。
カルシウム・マグネシウムはプラスイオンですよね。
プラスイオンだけが変化することがありません。
それに対応するマイナスイオンの変化があるはずです。
ですから硬度だけを調べてみても水質の変化を読みとることが出来ません。
他のイオンも測定するべきで、イオンバランスによって判断すべきです。
回答に対するお礼・補足
つもった様、アドバイスありがとうございます。
イオンバランスについては他の方からも助言を頂き、検討しておりました。
いままでイオンバランスの測定を行なったことがないので、恥ずかしながらよく理解しておりません。急いで勉強したいと思います。
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