廃トナーは「燃え殻」扱い?
登録日: 2004年02月14日 最終回答日:2004年02月24日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物
No.5011 2004-02-14 00:42:16 廃棄物素人
間接的に聞いた話しで、詳しく確認はできなかったのですが、廃トナーを産業廃棄物の「廃プラスチック類」として川崎市に有る処分業者さんに委託しようとしたら、川崎市の指導により廃棄物種類は「燃え殻」として受ける。との事でした。興味があるものですから、事情をご存知の方、教えて戴ければ有り難いのですが、宜しくお願いします。
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No.5028 【A-1】
Re:廃トナーは「燃え殻」扱い?
2004-02-15 22:36:17 きた (
http://www.zensanpairen.or.jp/pdf/youbou_teigen/y_07.pdf
「廃棄物の定義・区分及び感染性廃棄物の客観的定義について」
・産業廃棄物の19品目の分類についても、次のとおり分かりにくい事例が多い。そのため、適正かつ安全な処理に支障をきたしている。
・廃トナー(燃え殻なのか、汚泥なのか、廃プラスチックなのか)
トナーには、樹脂が主成分であるもの、鉄粉が多いものがあるそうです。このことが、廃プラスチック類、
困ったときの「汚泥」(「廃酸・廃アルカリ」)なのかもしれません。
「燃え殻」とするのは、トナーがカーボン(炭)を使っているという誤解(私の誤解かもしれませんが)からの種類の定義ではないでしょうか。
担当者にとって種類の定義は謎です。
<トナーの成分を知っていらっしゃる方は説明していただけませんか。>
http://www.eic.or.jp/QA/bbs02.php3?serial=1880
Q.廃トナーのリサイクルについて
http://www.eic.or.jp/QA/bbs02.php3?serial=2105
Q.プリンタトナーの消費は、どの程度環境影響がある?
回答に対するお礼・補足
きたさん 回答を戴き有難うございました。
「廃棄物の定義・区分及び感染性廃棄物の客観的定義について」は、私も見ましたがより疑問を深めた所です。身の回りにある物品がどの品目に分類されるのか分からない物、更に 行政により一般か産廃か判断が分かれるのも沢山有り、考えれば考える程悩む所です。
No.5062 【A-2】
Re:廃トナーは「燃え殻」扱い?
2004-02-18 10:26:47 ISO (
先般「使用済みトナーカートリッジ・・・」についてアドバイスを頂き
ありがとうございました。
トナーの成分について私の知っている範囲を参考になればと思い
連絡します。なお成分内容はメーカーによって異なるそうですので
ご承知ください。
成分:酸化鉄(四三酸化鉄)とスチレン/アクリル系樹脂で9割以上含有。
その他として,無定形シリカ、エチレン/プロピレン樹脂、酸化チタンが含まれて
いるようです。これ以上の内容は教えてもらえませんでした。
また「廃トナー」はボイラー燃料(サーマルリサイクル)の助燃材として
処理されているそうです。
No.5073 【A-3】
Re:廃トナーは「燃え殻」ではない
2004-02-18 23:45:35 きた (
そうすると、廃トナーには少なくとも「燃え殻」は使われていないことになります。
カーボンを「燃え殻」とすべきかどうかは別としても、「廃プラスチック類」としているほうがまだましということになりそうです。
真実は、「燃え殻」としている方にお聞きするしかありませんので、この見解はあくまでも「推定」ということです。
No.5087 【A-4】
Re:廃トナーは「燃え殻」扱い?
2004-02-20 08:48:41 うさぎ (
廃棄物の種類については、多くの問題があります。廃トナーは汚泥、廃プラ、あるいは紙くず、など(燃え殻?)になることがあります。行政の判断も地域(担当者?)によって異なります。問題なのは、その処分業者の事業範囲にその廃棄物の種類があるかどうかです。業者の事業範囲に入るように業者が判断する場合がありますので排出事業者が行政に確認することが良いと思います。
No.5089 【A-5】
Re:廃トナーは「燃え殻」扱い?
2004-02-20 09:33:22 マタカ (
その他として,無定形シリカ、エチレン/プロピレン樹脂、酸化チタンが含まれて
いるようです。これ以上の内容は教えてもらえませんでした。
また「廃トナー」はボイラー燃料(サーマルリサイクル)の助燃材として
処理されているそうです
某社の家庭用印刷器(○○○○ゴッコ)の原紙は単なる黒色ではなくカーボンが含有された物で作成されていないと原版が作れないので、純正のペンか墨汁又はトナーを使った乾式複写機で作成したものを使うように指定されています。
さらに、肉眼では見えなくても微粉末が付着しているときれいな原版が作れないとされており、実際にもそのとおりです。
したがって、トナーの主成分はカーボンに違いなく、おそらくお聞きになったのは添加剤あるいは表面処理剤の成分かとおもいますがいかがでしょう?
因みに、酸化鉄は原紙から読み取った図形をドラム上の磁化された部分に吸着させるための物ではないかと思われます。
No.5096 【A-6】
Re:廃トナーは「燃え殻」扱い?(訂正します)
2004-02-20 22:47:53 きた (
(この用語の使い方も間違っているかもしれません。次のHPからカーボンを使っていることは少なくとも分かりました。)
http://www.tdk.co.jp/tjbce01/bce029_1.pdf
プリンタに不可欠なトナー粉体(電子写真現像材)について
6.トナ−の設計・製造
6-1.トナ−材料設計
「・・・。黒では磁性体、カ−ボンブラックなどが使用され、カラ−では・・・」
http://www.bic-akita.or.jp/magazine/vol.260/keiei.html
・・・破砕処理しようとすれば超微粒子のトナーが周囲に飛散し粉塵問題を引き起こし、不法に放置すればトナーのカーボンへの引火・・
http://www-6.ibm.com/jp/supply/faq/supply_item.html
レーザープリンターの動作原理について
各サプライについて
トナー
カーボン及びプラスチック等の微粉を交ぜ合わせた黒色の微粒粉でインクに相当するもので、熱融着タイプとフラッシュ定着タイプの2種類がある。
http://www.ricoh.co.jp/omoshiro/copy/copy_4.html#tensya
トナーは、カーボンのまわりを樹脂が覆ったものです。熱と圧力を加えると樹脂が溶け、カーボンを紙にくっつけます。
ぴんとはきませんが、「燃え殻」とすることも間違いではないようです。
前の書き込みを訂正することにしました。
カーボンブラックの製造過程をしらないのですが、形状からは燃え殻というよりばいじんとしたほうがふさわしいような気もします。「ばいじん」は定義されているものだけなのでそれには該当しませんが、「燃え殻」に区分されるばいじんとでもすると面白いと思いますが・・・(混乱するだけですね)
回答に対するお礼・補足
きたさん、ISOさん、うさぎさん、マタカさん 色々な情報を掲載戴き、大変参考になり有りがとうございました。
許可証を入手しましたが、許可証(許可の年月日 平成15年)の事業の範囲の産業廃棄物の種類に「燃え殻」・「汚泥」・「廃プラスチック類」他が有り、また 制限の項目に「混合・造粒に係る産業廃棄物は、廃トナー及び廃活性炭に限る。」としています。
この記載内容からは、廃トナー=燃え殻 とは理解できませんでした。
なお、当方の知人も関係部門に気兼ねがあり、現在の所 これ以上の情報は得て居ないそうです。
No.5130 【A-8】
Re:廃トナーは「燃え殻」扱い?
2004-02-24 14:51:29 ISO (
トナーの成分につきましてご苦労様です。先般投稿したISOです。
新たな情報が入りましたのでご連絡致します。
磁性トナーの場合は成分に磁性体を含み、この磁性体が暗色を
持つため「黒トナー」として使用されているそうです。
ですから磁性トナーには「カーボンブラック」は含まれていない。
先般の連絡は「磁性トナー」の成分でした。
そこで分かったことは、トナーは成分・種類によってカーボンブラックが
入っているものもあるし、入っていないものもあることです。
なお、素人が外観から識別することは難しいそうです。
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