一般財団法人環境イノベーション情報機構
排出権取引について
登録日: 2011年03月25日 最終回答日:2011年03月31日 地球環境 地球温暖化
No.36786 2011-03-25 19:43:49 ZWldd41 あいう
現在、排出権取引を行っている企業はあるのでしょうか?
また、あるならば何割程度の企業が行っているのでしょうか?
そして、行っている企業の規模を教えてほしいです。(大企業、中堅、中小など)
親切な方、よろしくお願いします。
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No.36793 【A-1】
Re:排出権取引について
2011-03-26 18:17:19 火鼠 (ZWl8329
回答に対するお礼・補足
遅くなりました。そうです。
No.36797 【A-2】
Re:排出権取引について
2011-03-27 14:28:54 津久葉山禄 (ZWldb10
私も勉強中の身であり、どこまで正しく回答できるか不明ですが、一応、回答させていただきます。一般の商品と違って、直接、目に見える物品を売買するわけではありませんし、なかなか、経験していない方には分かりにくいようです。京都議定書のこともあり、政府は、大企業、中小企業に分けてその負担を軽くするように種々の制度を整備し、また、現状にあわせて修正されてきております。ある程度以上の理解には、1月程度の講習会に参加される必要があるようです(これは、私の実感です)。
>現在、排出権取引を行っている企業はあるのでしょうか?
また、あるならば何割程度の企業が行っているのでしょうか?
そして、行っている企業の規模を教えてほしいです。(大企業、中堅、中小など)
について。
一口には回答できませんし、行った回答が誤解を与える可能性があるので、まずは、下記の参考資料をお読みください。つづいて、同様な資料をご自分で勉強ください。
オフセットクレジット(J−VER)全国説明会説明資料
http://www.env.go.jp/earth/ondanka/jcap/brief2009/mat01-3.pdf
オフセットクレジット(J−VER)市場の動向
http://www.j-cof.org/document/jver/markettrend20100906.pdf
排出権取引市場
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&biw=1004&bih=574&q=J-VER+torihikikakaku+&aq=f&aqi=g-r2&aql=&oq=
カーボンオフセットフォーラム
http://www.j-cof.org/jver/markettrend.html
これらをお読みになってから、不明な点を、再度ご質問ください。
No.36819 【A-3】
Re:排出権取引について
2011-03-30 17:37:57 ronpapa (ZWlba5
> また、あるならば何割程度の企業が行っているのでしょうか?
> そして、行っている企業の規模を教えてほしいです。
失礼します。
二酸化炭素CO2排出権取り引き(“排出量”あるいは“排出枠”とも呼称しますが)について、その日本国内での実績や実態を調べておられるのでしょうか? 世界的な規模や範囲での調査目的ではなさそうですが、質問内容について、もう少し言葉を足していただけないでしょうか。
(実は、A-1.とA-2.に何らかの返信と補足説明があれば、その上でお答えしていこうと思っていたのですが…。 とりあえず、以下の回答助言を差し上げます。)
先ずは一次回答ですが。
1) 現在、排出権取引を行っている企業は相応にありますが、それぞれの主旨/目的と利用制度や仕組みによって状況内容が異なっているのが実態です。 とりあえず、海外との排出量取り引きを毎年確実に実施しているのは国内電力会社大手8社が存在します。
2) 何割程度の企業かについては、全企業数ベースで云うと微々たるもの(ほんの数パーセント以下)でしょうが、企業規模(資本/売上高/従業員数等)別で見るか、エネルギー消費量あるいはCO2排出総量の規模別で見るかによって、多角的な見方が出てくると思います。
3) 上記2)とも関連する企業規模別については、それぞれの利用制度別に異なるはずです。
- そこで排出権取引の理解程度についての確認ですが、前記A-2.で津久葉山禄さまが紹介されたのは環境省が主管する制度です。経済産業省が主管する制度などが別にあります。また、東京都の(埼玉、神奈川も追随しての)制度も国内には存在しています。
資料は多くありますが↓この辺が簡潔でしょうか。
http://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/enetai/shoene1_data/pdf/kouen_siryo.pdf
- ご存知とは思いますが、どの種類を対象に考えておられるのか、あるいは国際認証に有効なものと、そうでないものがあります。 ですから、ご質問の主旨なりその背景事情なりを補足ご説明いただけないでしょうか? 出来れば、貴方の立場なりプロフィールを添えていただけると助かります。
(私は中堅規模の製造業における環境管理統括担当者です。排出量取り引きの実績経験はまだありませんが、将来に備え継続的にその動向把握と理解に努めている立場です。)
No.36821 【A-4】
Re:排出権取引について
2011-03-30 22:50:12 ronpapa (ZWlba5
〔返信/補足説明の方法について〕
- 気長に待ってもいいのですが、返信が遅くなるようでしたら、回答欄に投函していただけると助かります。
(理由:当サイトでは、私たち回答者に対してはメール連絡のサービス機能がありません。数日以内でしたら定期チェック出来ますが、遅くなると見逃すことが多くなるからです)
No.36827 【A-5】
Re:排出権取引について
2011-03-31 15:00:40 津久葉山禄 (ZWldb10
「ronpapa」さんの言われるように、「A-1.とA-2.に何らかの返信と補足説明があれば、」もっと質問の内容を絞り込めて回答できるのですが、「現在、排出権取引を行っている企業はあるのでしょうか?また、あるならば何割程度の企業が行っているのでしょうか?そして、行っている企業の規模を教えてほしいです。(大企業、中堅、中小など)」では、制度の複雑さ、市販品の売買ではないので、質問の内容がおおざっぱすぎて回答が困難なのです。
一般に、大企業(36業種、137団体)は、日本経団連の策定した「経団連環境自主行動計画」に参加し誰からも強制されることなく自らの判断で全くの自主的な取組を行っております(JVETS)。
一方、業務その他部門・運輸部門を含めた日本経団連に加盟していない個別業種も温室効果ガス排出削減計画を策定しており(自主行動計画)、産業・エネルギー転換部門の排出量の約8割、全部門の約5割(71業種)がカバーされ、審議会の評価・検証を受けている状況です。
これら大企業は、国内クレジットを活用して中小企業の温暖化対策を支援しており、国内クレジットは大企業が技術・資金を提供して中小企業等が行った排出抑制の取組(協同事業)を認証しており、この共同事業のクレジットは、自主行動計画の削減量に加算されます。大企業は第三者検証を受けることを推奨されており、その費用は国が負担しております。(試行排出量取引スキーム)。
一方、オフセット・クレジット制度(J-VER)は、平成20年11月から創設された制度であり、「ronpapa」さんの言われるとおり、京都メカニズムクレジット、京都議定書、EU域内のクレジット以外のものですが、第三者認証機関による認証も可能です。平成22年5月末の累計認証クレジットは。18,672t-CO2に達しております。
J-VER制度活用事業者への支援が、環境省、林野庁、農林水産省などによる整備されており、中小企業や農林業の活性化が図られており、売買のマッチングイベントの開催も年度内3回程度行われております。
No.36829 【A-6】
Re:排出権取引について
2011-03-31 15:32:56 津久葉山禄 (ZWldb10
>また、あるならば何割程度の企業が行っているのでしょうか?
>そして、行っている企業の規模を教えてほしいです。(大企業、中堅、中小など)
>
>親切な方、よろしくお願いします。
国内クレジット制度については、上でも言及しましたが、自主行動計画参加企業(大企業)が、中小企業に資金・技術を支援して、その削減分を自らの排出削減目標に活用するという制度です。
以上のように、排出権取引と言っても多岐にわたり、また、日本の制度では補助金支給が前面に出ており、他国と違って日本では低迷しているとのことです。国内価格は不明ですが、国際価格の見通しが発表されているので、これをお知らせします。2011年3月末の見通しで、1,992円(最低1,200〜最大3,500円)と言ったところです。
国内価格については、信憑性の高いもの、ホットなものを求めて、かつ、継続的に売買価格が分かるものを求めて検討中のところです。
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