農機具と牛、環境にやさしいのはどっち?
登録日: 2003年09月25日 最終回答日:2003年10月01日 地球環境 地球温暖化
No.3541 2003-09-25 16:50:57 ここみの
ちょっと非現実的な比較かもしれませんが、通常、田畑で
年間に使用する農機具(コンバイン等)から発生するCO2と、
同じ作業を牛にさせた場合に牛のゲップから発生するCH4と、
地球温暖化を考えた場合にどちらがベターなんでしょう?
農機具は、製造時と使用時には温暖化ガスをたくさん出し
ますが、使わないときは出しません。
牛は、働く、働かないに関わらず年中ゲップをし続けます。
1頭の牛で耕せる面積の農地同士で比較することを前提と
します。
仮に、環境にやさしいエココミュニティの創設を考える時、
農機具の変わりに牛を使った昔ながらの農法が果たして
本当に環境にやさしいのか、というようなことをあれこれ
考えています。
よろしくお願いします。
総件数 3 件 page 1/1
No.3548 【A-1】
Re:農機具と牛、環境にやさしいのはどっち?
2003-09-26 12:35:59 マタカ (
従って、山野の草をただ腐らせるだけで、せっかく固定した二酸化炭素を環境に放出するより、牛に食べさせて農作業をさせるエネルギー源として使えば、トラクターなどを使用して石油をエネルギーを消費するよりは温暖化対策としては有効と思われます。
さらに、糞は肥料として使用することもでき、農耕に使うことができなくなれば、多少歯にあわなくともすき焼きやステーキとして食べることもできます。
ただし、メタンの温室効果の強さ(地球温暖化指数)は二酸化炭素の56倍だそうですので、牛が摂取した炭素の内のどれだけがメタンとなるのかによってこの結論は変わるでしょう。
感覚的には以上のとおりですが、私のおよびもつかないような要因もあるかと思いますし、数量的に論ずるのは非常に難しいと思います。
回答に対するお礼・補足
マタカさん、書き込みありがとうございました!
まさしくマタカさんのおっしゃるような、山野で牛と共に共生する資源循環型のスローライフを夢見て、21世紀のコミュニティ・デザインを検討しています。
>数量的に論ずるのは非常に難しいと思います。
確かにそうですね。
でも、こと温暖化に関しては牛のゲップがかなり話題にもなっており、どうしても気になるのです。
餌に脂肪酸などを混ぜてメタン発生を抑制する研究もなされているようですが、牛1頭あたりの標準的なメタン発生量、農地1haあたりの温暖化ガス収支などのデータをお持ちの方、あるいはその所在をご存知の方がいらっしゃいましたら、お助け願います!
No.3556 【A-2】
Re:農機具と牛、環境にやさしいのはどっち?
2003-09-27 13:19:27 クマムシ (
必要はありませんよ。
田畑を耕すのは年に1・2度ですが、牛を飼うのは
365日ですから、そのへんをよく考えた方がよい
です
ペットを飼うのとはわけが違いのですから
農機具は乗用型のトラクターではない手押しの
“小さい耕耘機”で十分ですし、、農機具のレンタル
もありますから、そのような現代的なサービスを活用
しない手はありません
どうしても、生き物との共生という生活スタイルを
目指すのなら、ヤギのほうが良いですよ
回答に対するお礼・補足
クマムシさん、貴重なご意見、どうもありがとうございました!
>田畑を耕すのは年に1・2度ですが、牛を飼うのは365日
>農機具は乗用型のトラクターではない手押しの“小さい耕耘機”で十分
なるほどー!!
やはり、単純に農機具と牛を二元論的に比較する前提条件に無理がある、ということのようですね。
手押しの小型耕耘機をBDFで運用するのが、循環型小規模農業では一番現実的、ということでしょうか。
>どうしても、生き物との共生という生活スタイルを目指すのなら、
>ヤギのほうが良い
よろしければ、なぜ牛よりヤギの方が良いのか、具体的に教えていただけますか?
No.3583 【A-3】
Re:農機具と牛、環境にやさしいのはどっち?
2003-10-01 19:10:13 クマムシ (
身体が牛より小さいですから、エサの確保もしやすいですし
小屋も簡単なもので十分です。
それと、ヤギのお乳もいろいろと活用できます
牛のような身体の大きい家畜はエサの確保から小屋の建設、糞尿の処理等
いろいろと大変です(もちろん、糞尿は堆肥化して利用可能ですが、自家消費分
だけの田畑では使い切れない可能性があります)
まあ、いずれにせよ、“生活が維持できる状態”で、環境に優しい方法を探って
いくのが良いです(生活が破綻してしまっては、なんの意味もないですからね)
回答に対するお礼・補足
クマムシさん、ありがとうございました。
牛とヤギの違い、良く分かりました。
日々の生活を楽しみながら自然環境とうまく付き合って
生きていけるライフ・スタイルを考え、できることから
実践していきたい、と思います。
総件数 3 件 page 1/1