一般財団法人環境イノベーション情報機構
ゼロエミッション
登録日: 2003年08月29日 最終回答日:2003年11月06日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物
No.3343 2003-08-29 10:30:14 はらひでこ
当方の工場ではゼロエミッションを目指して活動を
しております。そこで質問なんですが、モーターを
中間処理業者に廃棄物として出した時、コイルから
銅線のみはリサイクルとしますが、それ以外は
廃プラとして埋め立てするそうです。これは厳密に
言うと社外廃棄0にはならないのでしょうか。
他の業者では中間処理で粉砕して埋め立てします。
これは社外廃棄0ではないですよね。
上記の2つのパターンでお答え下さい。
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No.3345 【A-1】
Re:ゼロエミッション
2003-08-29 11:15:46 ご隠居 (
人間だってうんこもすればおしっこもします。ゼロエミッションというのは看板だけの共同妄想かなあ。
No.3348 【A-2】
Re:ゼロエミッション
2003-08-29 11:57:53 君山銀針 (
工場という限られたサイトを対象にしているので、いちおう「ゼロエミッション達成」をうたっているところもすでにあります。
たとえば
アサヒビール
http://www.asahibeer.co.jp/eco/eco2002/p23.html
キリンビール
http://www.kirin.co.jp/active/env/envreport/kankyohozen/saishigenka.html
などのビール工場。
両方とも見学にも行きましたが、
http://www.asahibeer.co.jp/eco/eco2002/p23_04.html
にもあるように廃棄プラスチックや廃油、蛍光灯など、
排出が小さいものの再資源化先を探すほうがやはり、難しかったということです。
破損した木製パレットなどはお風呂屋さんで燃やしてもらい、その灰をもらってきて路盤材に使う..とか行き先探しにかなり努力されたようです。
http://www.kirin.co.jp/active/env/envreport/kankyohozen/saishigenka.html#01
http://www.asahibeer.co.jp/eco/eco2002/data_12.html
にどのような先で再資源化しているか、情報が載っています。
こういうところにお問い合せになってもいいのでは。
No.3351 【A-3】
Re:ゼロエミッション
2003-08-29 14:53:00 法律は難しい (
ゼロエミッションの定義は法律等で決まっているわけではなく、各社で勝手に決めているのが現状です。悪く言えば、い「いいとこ取り」をして「ゼロエミッション達成!」と言っている企業も沢山(?)あるのです。
以上の点を踏まえまして、
>モーターを中間処理業者に廃棄物として出した時、コイルから銅線のみはリサイクルとしますが、それ以外は廃プラとして埋め立てするそうです。
貴工場で「一部でもリサイクルされていればOK」としているのであればモーターについてはゼロエミ達成ですし、「全ての部品がリサイクルされていないとダメ」としているのであれば、ゼロエミ未達ということになります。
>他の業者では中間処理で粉砕して埋め立てします。
>これは社外廃棄0ではないですよね。
こちらの場合でも、貴工場で「モーター等の設備機器はゼロエミの対象から外す」としていれば、埋め立てられていても、ゼロエミの達成には影響しないことになります。
「ゼロエミ達成!」と言っている会社に、例えば「サーマルリサイクルは再資源化と呼ぶか」「サーマルリサイクル後の焼却灰が埋め立てられている場合はどのように考えるか」「生産工程外で発生する廃棄物はゼロエミ対象か」など微妙なところを突っ込んで聞いてみると、色々と裏(?)がみえてきますよ。
回答に対するお礼・補足
法律は難しい様ありがとうございました。
アサヒのゼロエミッションの記事を
見ていると私の工場ではとても無理って感じでした。
定義というか目標をもう一度検討してみます。
No.3364 【A-4】
Re:ゼロエミッション
2003-09-01 08:30:44 サラリーマン (
以前,ゼロエミ達成という企業の講演会に行ってその定義がおかしいと質問したら、「排水はどこでもカウントしてないじゃないか」と言われたことがあります。
本当ならば、「ゼロエミ」という語句は「地球に優しい」と同じく『明確な証拠なしには使用禁止』にするべきだと思います。
もともとは某大教授が言い出したに過ぎないのですからね
No.3897 【A-5】
Re:ゼロエミッション
2003-11-06 15:34:41 マタカ (
具体的な記事をあげればほぼ特定されてしまいますので控えますが、10年あまり前「今年中に脱フロンしてしまう。」と言っていた某社のフロン使用量が、翌年倍増していたということがあります。
理由を聞いたところ、「親会社の○○工場が脱フロン達成宣言をしたでしょう。その仕事が全部うちに来たんですよ。子会社のうちとしては逆らえませんからね。」とのことでした。
このように、力関係で御社の考えだけでことは進まないとは思いますが、耳当りのよい言葉でどのように言うかより、理念に従うとどのようにしたらよいかを考えて、中身で勝負してください。
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