COD自動計測器とJIS法による手分析のデータの差
登録日: 2006年06月06日 最終回答日:2006年07月05日 水・土壌環境 水質汚濁
No.16828 2006-06-06 09:46:27 クンチャン
排水のCODについて、実験室での手分析の結果と同じサンプルの現場の自働計測器のデータの回帰分析を30検体ほどやりました。自働計測器のデータの方がやや低い値が出る結果となりました。(すべて8.0mg/L以下のデータですが)相関係数は0.9くらいあります。報告書を書いて上司に提出すると、両者の差があるのはなぜか考察して提出せよという指摘がありました。ひとつは、ブランクの差だと考えています。というのは、現場のCOD測定のブランクは、水道水を活性炭を通しただけの水を使用しており、実験室では超純水を用いています。
その他、両者の差が生じる原因について考えられることがあれば教えてください。
総件数 4 件 page 1/1
No.16837 【A-1】
Re:COD自動計測器とJIS法による手分析のデータの差
2006-06-07 13:56:40 辟易 (
COD計測器メーカーに問い合わせればわかる問題です。
計測器メーカーに問い合わせるにしても、もっと詳しい状況がわからないと、コメントしてもらえません。例えば、1検体の比較はどのようにして実施したのか?1検体を手分析したとき、どの程度のばらつきがあるのか?同じ1検体を計器分析したとき、どの程度ばらつきがあるのか?
どちらも1回ずつしか測定していないならば、0.9程度の相関係数はよい方だと思います。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございました。
メーカーにもといあわせていますが、それだけでは不十分なのでこちらへも質問しました。
決して聞くところをまちがえているとは思いません。
いきなり聞くところを間違えているとは、失礼だと思います。
No.16861 【A-2】
Re:COD自動計測器とJIS法による手分析のデータの差
2006-06-08 18:19:07 BeeHouse (
換算式を求めることになっています。
また換算式の検証を行うことになっています。
古いことで忘れましたが平均値の差の検定で検証し、
差が無いとデータを前回と今回と合わせ換算式を作りました。
【 化学的酸素要求量に係る汚濁負荷量の測定方法 】
公布日:昭和54年5月16日環境庁告示20号
抜粋 別記一
自動的に有機性物質に関する汚染状態を計測することができる
機器であつて、自動的に計測結果を記録する機能を有するもの
又はその機能を有する機器と接続されているものにより、
試料(自動的に採取されたものに限る。)の汚染状態を計測し、
あらかじめ当該機器による計測値と昭和四十九年九月環境庁告示
第六十四号(排水基準に係る検定方法を定める等の件)第十一号に
掲げる方法(以下「指定計測法」という。)による計測値との関係
から求めた換算式を用いて化学的酸素要求量を計算することに
より化学的酸素要求量に関する汚染状態を計測する方法
回答に対するお礼・補足
大変ありがとうございました。
参考になりました。
No.16866 【A-3】
Re:COD自動計測器とJIS法による手分析のデータの差
2006-06-08 20:07:01 JK (
http://www.mandc.org/MandC/include/html/tech/40306.htm
2.6 COD 計測器
化学的酸素消費量(COD)自動計測器 K 0806
指定計測法(JIS K 0102)でない方法も採用されています。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございました。
大変参考になりました。
No.17301 【A-4】
Re:COD自動計測器とJIS法による手分析のデータの差
2006-07-05 07:31:53 匿名 (
>その他、両者の差が生じる原因について考えられることがあれば教えてください。
CODの測定法はUV計OR過マンガン酸使用ですか?
相関係数は0.9位とのことですが、データの処理法(欠測値の判定)を工夫せれば0.97位まではよくなるかと思います。
回答に対するお礼・補足
どうもありがとうございました。
CODの測定法は過マンガン酸使用です。
現在さらに自働計測器の測定方法の詳細を調べるなどして原因を調査中です。
総件数 4 件 page 1/1