一般財団法人環境イノベーション情報機構
アルキル水銀を調査する必要性について
登録日： 2006年04月08日 最終回答日：2006年04月16日 水･土壌環境 地下水/土壌汚染
No.16000 2006-04-08 04:18:04 たーくん
私の家の隣の工場で土壌汚染があり、先日、説明会があり、水銀と鉛の汚染があるものと説明されました。
いろいろ調べると水銀は基準が「0.0005㎎／L以下かつアルキル水銀が検出されないこと」となっていますが、この調査では水銀しか分析されていませんでした。
そこでいろいろ疑問があります。
まず、アルキル水銀はいったいどんな物質なのでしょうか。
また、この調査においてこれを調べていないことに問題はないのでしょうか。
特に水銀汚染があるところもそうですが、水銀が出なかったところでもアルキル水銀があるかもしれません。
ぜひ、回答を御願いします。
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No.16001 【A-1】
Re:アルキル水銀を調査する必要性について
2006-04-08 18:28:23 レス （
最低限｢アルキル水銀｣と検索ぐらいかけて質問すべきでしょう。
質問するまえにお読みください
・ すでに同じ内容の質問が載っているかもしれません
過去の質問/回答の検索は、「環境Ｑ＆Ａ」のページの一番上にあるサーチウィンドウからできます。
・ 目的に合った回答を得るために
質問の内容はできるだけわかりやすく、また、「なぜこの質問をするのか」という背景を説明するよう心がけてください。
・ 回答を書いてくださる方々は、あなたと同じＥＩＣネットのメンバーです
回答は善意により行なわれています。回答が掲載されたら、お礼を書いて、感謝の気持ちを伝えてください。（回答が掲載されるとＥＩＣネットからお知らせメールが送付されます）
回答に対するお礼･補足
ありがとうございます。
ただ、水銀が0.0005mg/Ｌという数値の場合、基準値には適合しているけど水銀は検出している状態なのでアルキル水銀を調べる必要があると思うのですが・・・。
その辺の見解はどうなっているのでしょうか。
大変悩んでいます。
No.16025 【A-2】
Re:アルキル水銀を調査する必要性について
2006-04-10 21:27:03 筑波山麓 （
>いろいろ調べると水銀は基準が「0.0005㎎／L以下かつアルキル水銀が検出されないこと」となっていますが、この調査では水銀しか分析されていませんでした。
>そこでいろいろ疑問があります。
>まず、アルキル水銀はいったいどんな物質なのでしょうか。
>また、この調査においてこれを調べていないことに問題はないのでしょうか。
>特に水銀汚染があるところもそうですが、水銀が出なかったところでもアルキル水銀があるかもしれません。
>ぜひ、回答を御願いします。
>
>
「レス」さんが一応回答されているので、私は補足で回答します。
アルキル水銀はご存知のように水俣病の原因物質ですが、地下水（井戸水）を長期間飲用に使用されているのでなければ、直接の人体への影響の可能性はないと思われます。
また、全水銀は、無機水銀＋アルキル水銀（有機水銀）の合量ですから、全水銀がなければ、アルキル水銀はありません。
アルキル水銀は、インターネットで、または、このＥＩＣネットの用語解説で調べてください。
回答に対するお礼･補足
ありがとうございます。
No.16030 【A-3】
Re:アルキル水銀を調査する必要性について
2006-04-10 23:16:56 JK （
アルキル水銀が理論的に不検出だとしても
計っていないものを計ったとはしなかったのでしょう。
理論的には筑波山麓さんのとおりです。
総水銀＞＝アルキル水銀
http://www.epcc.pref.osaka.jp/center_etc/water/kekka/2keikaku/g_water/gw_sokutei.pdf#search=
回答に対するお礼･補足
ありがとうございます。
No.16090 【A-4】
Re:アルキル水銀を調査する必要性について
2006-04-13 21:17:34 JFK （
0.0005mg/lという数字は水銀の定量下限値つまり測定できる一番下の値です。
法律には直接かかれていないのですが、底質調査法や産業廃棄物の分析の解説本等には水銀が定量下限値未満の時アルキル水銀は測定しなくてよいとなっています。そのときの測定業者さんはそれにのっとって分析したのではないかと思われます。
No.16097 【A-5】
Re:アルキル水銀を調査する必要性について
2006-04-14 09:16:09 ジオドクター （
>いろいろ調べると水銀は基準が「0.0005㎎／L以下かつアルキル水銀が検出されないこと」となっていますが、この調査では水銀しか分析されていませんでした。
>そこでいろいろ疑問があります。
>まず、アルキル水銀はいったいどんな物質なのでしょうか。
>また、この調査においてこれを調べていないことに問題はないのでしょうか。
>特に水銀汚染があるところもそうですが、水銀が出なかったところでもアルキル水銀があるかもしれません。
>ぜひ、回答を御願いします。
>
>
>ただ、水銀が0.0005mg/Ｌという数値の場合、基準値には適合しているけど水銀は検出している状態なのでアルキル水銀を調べる必要があると思うのですが・・・。
その辺の見解はどうなっているのでしょうか。
大変悩んでいます。
この事例（0.0005mg/L検出）の場合はアルキル水銀は調査しないとダメです。定量下限値未満であればこれまでの回答のとおり、実施する必要はありません（全水銀はアルキル水銀を含むため）。
アルキルは不検出が基準ですので、たとえ全水銀が定量下限値ギリギリだったとしても基準が違うため行わないと、実施しない理由がありません（ただし、アルキルと水銀と全水銀の定量下限値が同じ場合。定量下限値がアルキル水銀が高い場合には必要ない場合も有ります）。
No.16140 【A-6】
Re:アルキル水銀を調査する必要性について
2006-04-16 02:12:58 筑波山麓 （
に目が行き、
>私の家の隣の工場で土壌汚染があり、先日、説明会があり、水銀と鉛の汚染があるものと説明されました。
を見落としました。申し訳ありません。質問をよく読めばよかったです。
全水銀が検出されていれば、全水銀が検出された地点のアルキル水銀を測定する必要があります。
排出（廃棄）された水銀が、無機水銀ならば、アルキル（有機）水銀になる可能性は低いですが、皆無ではありません。また、人体に対する有害度は無機よりもアルキルの方がはるかに高いです。
ただし、有機水銀測定の結果、検出されたのが、無機水銀だけで濃度も十分に低く、アルキル水銀が不検出ならば、その有害度も低いと考えられます。
日本は火山国なので、元々無機水銀は諸外国よりも高く、毛髪等に含まれる水銀濃度も高いです。しかし、それで、日本人が外国人よりも病気が多い、寿命が短いということはないようにむやみに恐れる必要はありません。
申し訳ありませんでした。
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