一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会 ポーランドの国家排出割当計画を条件付きで承認
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.03.28 【情報源】/2005.03.08 発表
欧州委員会は、EUの温室効果ガス排出量取引スキームに基づくポーランドの国家排出割当計画を条件付きで承認した。ポーランドの排出割当総量は、2005〜07年期間中、7億1730万トンとすることで承認された。このスキームの対象となるポーランド国内の施設は1100ヶ所以上になり、ポーランドの計画はEU新加盟国の中では最大、全加盟国中でも4番目以内に入る。欧州委員会のディマス環境委員も、ポーランドは排出量取引スキームで、重要な役割を果たす、と述べた。
ただし、ポーランドの計画承認に当たっては、いくつかの条件が付けられている。ポーランドの当初の計画では、2005〜07年期間中の排出割当総量は8億5860万トンだったが、欧州委員会は、これを1億4130万トン(16.5%)削減するよう求めた。また、特別留保分を除外しないこと、事後修正規定を除くことなども条件とされた。【欧州委員会環境総局】