一般財団法人環境イノベーション情報機構
こどもホタレンジャー表彰事業、環境大臣賞に島根県「法吉こどもエコクラブ」
【環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2005.03.16 【情報源】環境省/2005.03.16 発表
環境省は平成17年3月16日、ホタルに関連した水環境保全活動に取り組む子供たちを表彰する「こどもホタレンジャー」事業の受賞団体を決定した。この表彰事業は、日本人にとって親しみがあるホタルの保全活動の紹介を通じ、子どもたちに川や湖の生きものや水環境に関心を持ってもらうことを目的に16年度から新たに創設されたもの。
71団体から応募された121件の活動について、自主性、地域コミュニティ活性化、独創性、楽しさ、継続性、発展性、子どもの実体験などの観点で評価を行った結果、環境大臣賞として島根県の「法吉こどもエコクラブ」、優秀賞として、静岡県の松崎中学校ゲンジボタル保護ボランティア、兵庫県の幕山子どもホタル団、和歌山県広川町立津木(つぎ)中学校環境整美委員会ゲンジボタル保護班、岡山県の高梁(たかはし)市立福地(しろち)小学校、福岡県の古賀市立小野小学校第4学年−−の5団体が選定された。
選考された活動については17年3月下旬に表彰式・活動報告会を行うほか、活動内容を環境省ホームページ内の「こどもホタレンジャー」ページに掲載した。
環境大臣賞を受賞した島根県の「法吉こどもエコクラブ」の活動は、松江市法吉地区の北田川流域で、ゲンジボタルの飼育と放流、カワニナの生息調査やホタルの飛翔数調査、水生生物と水質の調査、ホタル祭りの開催、周辺の清掃活動を総合的に行っているもの。
なお「こどもホタレンジャー」という言葉は「ホタル」と森林や自然公園を警備・保護する人という意味がある「レンジャー」という言葉をつなげた環境省の造語で、「ホタルを守る人」という意味がこめられている。【環境省】